2024
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きえもの日記 / 高山なおみ
¥1,760
単行本 A5 160ページ ISBN:978-4-309-28511-5 発売日:2015.04.20 木皿泉原作・脚本のドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」で料理監修をした著者が、スタッフらと駆けぬけた4ヵ月の撮影の記録。スケッチ、写真も満載。特別対談×木皿泉、ドラマの惣菜レシピ13品付! ーーーーー 高山なおみさんというとそれはもう素敵なお料理の本と思うでしょうしわたしもそう思いましたが、それで片付ける紹介をしたくないな、と思ってしまいました。 ある意味エッセイのようでいて、お仕事に対する姿勢のことを考えさせられるところもあって、「食べ物」「ドラマ」という一見違うようでいるものづくりへのアプローチの仕方についてとか、おいしそうとかレシピを知りたい、と思って読んだ方にとってはいい意味で期待を裏切られる本かもしれません。帯の「おまけレシピ」という表現が中を知った後だととてもしっくりきます。
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最高の山ごはん 歩いて作って食べた話と料理
¥1,760
Format:B6判変型 Size:177×128mm Pages:160 Pages (144 Pages in color) Binding:ソフトカバー 発行元 :PIE International ISBN:978-4-7562-4828-2 C0070 著者:ホシガラス山岳会 最高の山ごはんって、どんなごはんだろう? その答えは「効率」でもなく「安さ」でもなく、「おいしい!と心底思ったごはん」。ホシガラスメンバー8人のとびきりおいしかった山ごはんを元に、料理家・山戸ユカが独自のアイデアを加えて再現。山で作るための合理的なヒントやアイデアもふんだんに盛り込んで、レシピとしてご紹介します。 ーーーーー 表紙を見て前職の時に店にあったな、となんだか懐かしい気持ちになった一冊。 わたしは担当が哲学とか詩歌とか日本芸術みたいなコーナーだったので自分で並べたやつではなかったですが、なんかいいなと思うと本棚を整えがてらよく本を物色したものです。 まず写真が抜群においしそう。わたしの山歩き経験というのは学生の時の野外活動くらいですが、外で食べるごはんってこんなにおいしそうなんだとちょっぴりやってみたくなりました。 いねむりで料理の本がじわじわ増えているのはなんとなく自分が家にいる時間が長くなって、食事に対する意識が変わったことがあるなと最近は思っていて、仕事で外に出ていてとにかく食料確保!みたいな時期が続いたのが、普段忙しく簡単にしていても時に食事そのものを楽しむことをしようと考えるようになってやっとそういう余裕ができたんだろうなあと腑に落ちたところです。そういうわけで「楽しい食事」のひとつとしてこんなかたちもあるのかなと追体験させてもらえそうな本です。
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『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』パリッコ/スズキナオ
¥1,650
A5変形判 並装 132p カバーイラスト:石山さやか ロゴ:スケラッコ デザイン:戸塚泰雄(nu) こんな状況でも、楽しい酒の飲み方はあるはず。 若手飲酒シーンを牽引する人気ライターのパリッコ(『酒場っ子』)とスズキナオ(『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』)が編集、執筆を務める飲酒と生活の本『のみタイム』をはじめます。お酒と一緒に、とにかく楽しく、何からも自由に、小さくも確かで幸せな時間、風景の中にある本を目指して。 1杯目は100頁以上にわたり「家飲みを楽しむ100のアイデア」について考えました。日常を楽しくする、使えるアイデアが満載! 豪華執筆陣は、ラズウェル細木(『酒のほそ道』)、夢眠ねむ(「夢眠書店」)、清野とおる(『東京都北区赤羽』)、今野亜美(「スナック亜美」)、平民金子(『ごろごろ、神戸』)、香山哲(『ベルリンうわの空』)、イーピャオ(『とんかつDJアゲ太郎』)、METEOR(ラッパー)他! とにかく酒が好きということは、よりはっきりしました。 【目次】 家飲みを楽しむ100のアイデア パリッコ/スズキナオ/泡☆盛子/古賀及子/たけしげみゆき/玉置標本/山琴ヤマコ まえがき こんな状況でも、楽しい酒の飲み方はあるはず 1〜100 のアイデア あとがき とにかく酒が好きということは、よりはっきりしました ラズウェル細木 酒場の隅隅 唐辛子&山椒の容器 夢眠ねむ 夢眠ねむのミニ缶日和 最近ハマっている「チメク」で飲もう! 清野とおる 「アレ」でコロナに勝った(気がした)話 今野亜美 これ飲んだら本気出す。 最強のテイクアウト飲み。豚の珍味で一杯。 香山哲 将来の集落 その6割は水 平民金子 東出町の魯山人 平民金子味道 「サッ」と「ポロ一番」 イーピャオ 豆記事アソートパック メテオ 僕の腸 1杯目CONTRIBUTOR 【編著者紹介】 パリッコ(編著) 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半よりお酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『酒場っ子』(スタンド・ブックス)『つつまし酒 懐と心にやさしい46の飲み方』(光文社新書)『ほろ酔い!物産館ツアーズ』(ヤングキングコミックス)『晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみと人生』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、スズキナオ氏との共著に『酒の穴』(シカク出版)『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)『“よむ”お酒』(イースト・プレス)など。 スズキナオ(編著) 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)、パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。 ーーーーー スタンド・ブックスさんのこのラインナップ好きの方にはもう目次だけでもたまらないことでしょう。度々書いているかもしれませんが飲酒したい気持ちはあれど体質上飲酒不可のわたしにも楽しみを分けてくれるものばかりです。 飲酒に限らず、ちょっとしたことを試したらなんだか生活がおもしろくなった気がする、みたいなライフハックはいくらでも知っていた方がいいと思っているところがあるので、こういう本こそすすんでおすすめしたいです。
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comixシリーズ「600ワットで1分半 今日も今日とてはらぺこ短編集」 しまはらゆうき
¥990
サイズ:133×172mm 仕様:15ページ/リソグラフ印刷・平綴じ製本・トレーシングペーパーカバー付 印刷・製本:レトロ印刷JAM 発行:2022年5月12日発行 著者:しまはらゆうき 発行者:池田敦(ondo) 発行所:ondo 企画グループ展「COMIX -4 short stories-」に合わせ、ondoより発行したショートストーリー漫画冊子。風合いあるリソグラフ印刷&こだわりのミシン製本も魅力的。初版は各限定100部を制作。美味しそうに描かれた食べ物や、勢いとスピード感のある表現と画面の構成に惹かれます。 しまはらゆうき -Yuki Shimahara- 1988年大阪府生まれ、東京都在住。イギリス・Central Saint Martins の MA Communication Design を卒業後、2015年頃よりイラストレーターとして活動を開始。主に書籍や雑誌の挿絵、音楽関連のイラストを手がける。 ーーーーー おなかが空いておなかが空いて、早く家に帰りたい、と思ったときわたしは今後このマンガを何回も脳内で再生すると思います。 一緒に脳内再生してくださる仲間の方がいらしたらぜひお知らせください。
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飯麺湯 台湾小吃どんぶりレシピ 食堂、屋台、夜市で食べる小腹メシ
¥1,760
SOLD OUT
発売日:2023年4月刊行 仕様:A5変形 並製 総160頁 定価:1760円(10%税込) ISBN:978-4-7661-3402-5 口尾麻美 著 台湾には「小吃」と呼ばれる小腹を満たすのにちょうどいいサイズの料理が街中にあふれている。 数ある「小吃」がある中で、その象徴的な小さめサイズのどんぶりに着目。代表的なごはんもの、麺類、汁物の再現料理をまとめたレシピ集。 ーーーーー 今年の冬に友だちと展示会をした時に帰り道夕飯食べて帰ろうよ、となりたまたま通りがかりの台湾料理屋さんに入ったらそこは出てくる料理がなんでもおいしくて、もはやそれを食べるためにまた来年も同じところで展示会をしようかという話にまでなった。 個人的に中華料理は我が家は結構するので身近なのですが、台湾料理というものに目がいったのは初めてかもしれないということで最近の自分の身の回りの出来事から心惹かれた一冊です。 そもそもミニ丼的なものが好きなので(なんとなくお茶漬けごはんでは物足りないな、かといってしっかり食べるってほどお腹空いていないなとかもあるし)いいなと思うのは必然だったかもしれません。
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ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある/ パリッコ
¥1,870
サイズ:四六変形判並製 ページ数:288P 出版社:スタンド・ブックス 定価:税込 ¥1870 テレビや新聞でも話題の「チェアリング」を提唱、いまやお酒カルチャー界の最重要人物である酒場ライター・パリッコ。 毎夜、酒場の暖簾をくぐる……そんな生活がコロナ禍で一変してしまった!! 酒場の代わりに通う場所は、生活に密着した身近な存在。 そう、スーパーマーケット。 日常にひそむ胸騒ぎも、胸を締めつけるノスタルジーも、すべてがここにあった。 どんな状況でも、わたしたちの《生活》はこんなにも楽しい。 「やってみなければわからないことをやってみた」エッセイ集。 はじめに ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある シウマイ弁当の「筍煮」をお腹いっぱい食べたい! スーパーのオリジナルトートバッグのかわいさ ふだんと違うスーパーで、ふだんと違う魚を買ってみる 大人の自由研究「焼酎採集」 「寿司チャーハン」と「チャーハン寿司」 下赤塚フレッシュ・トライアングルの謎 さよなら離乳食カレー ホットサンドメーカーで1週間昼食焼き固め生活 業務スーパーの力で家焼鳥を店の味に近づけたい “あの”フライドチキン味ふりかけでコンビニチキンに魔法はかかる? フリースローサラダ 失われゆくアーケード商店街と突然のバーベキュー わざわざやってみる ごはんのおかずになる駄菓子をひたすら探す レシピカードに見つけたコレクション性 お汁がじゅわっと染みこむ食材王座決定戦 黄身なしゆでたまごを作って白身に感謝したい 池袋の中華スーパーで売ってるものがほとんどわからない パリッコの「東屋放浪記」~東久留米編~ 新しいワンタン麺 フレッシュフルーツ×酒の世界に無限の鉱脈があった 朝ごはんを外食にしてみる1週間 焼鳥×みそ汁=インスタントコンビニ鍋 “溶け映え”食材を探せ! 混浴温泉湯豆腐大作戦 家でも外でも「ポップアップテント」にとことんこもる 超フレッシュな縁起酒「立春朝搾り」を朝日とともに おわりに パリッコ (パリッコ) (著/文) 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『晩酌わくわく!アイデアレシピ』(ele-king books)『天国酒場』(柏書房)、『つつまし酒 懐と心にやさしい46の飲み方』(光文社新書)、『ほろ酔い!物産館ツアーズ』(ヤングキングコミックス)、『酒場っ子』(スタンド・ブックス)、『晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみと人生』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、スズキナオ氏との共著に『のみタイム』(スタンド・ブックス)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『酒の穴』(シカク出版)。 ーーーーーーーーー スーパーに行くのはお好きですか? 小さい頃は出かけるよ、と言われて行き先がスーパーだと「なあんだ」と少し肩を落としたものですが、自分がいざ主体になって歩くと店舗はもうワンダーランドなのです。 食品だけ買いに行ったのに謎のものを買ってみたり、見たことのないお惣菜や冷凍食品を気にかけたり。で、これは「2階」。2階の良さは特に子どもの学用品を買い求めにいくようになってから実感しています。近所のイ◯ンはまさにこれの理想郷です。 そしてそれを題材に一冊執筆されてしまうんだから絶対にくすくすしてしまうこと請け合いです。おうちでゴロゴロしながら読んでほしいし、読んだ後はスーパーでお弁当買ってきてください。
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たすかる料理 / 按田優子
¥1,760
自炊はわがままでいい。台所にしばられず、自分らしく食べて、生きるには? - - - 東京・代々木上原で行列の絶えない「按田餃子」のしなやかな生活のすすめ。 「按田餃子」は、水餃子をメインにした小さな飲食店。公園のように、だれにでも開かれた食堂。 キクラゲやハト麦など、からだが助かる食材を取り入れ、ゆでらげ、ラゲーライスといった、他では食べられないメニューが並びます。 女性がひとりでも入りやすく、キャッチコピーは「助けたい包みたい按田餃子でございます」。 「近所に引っ越して、毎日通いたい」というお客さんの声が続出。 そんな多くのファンをもつ「按田餃子」をいとなむのは、料理家の按田優子と、写真家の鈴木陽介。 本書では、今まで語られてこなかった、お店の成り立ちや厨房の裏側、そして調理のベースになっている按田さんの自炊の方法がひもとかれます。 「ふだんの食事は、名前もレシピもなくていい。着地点は自由です。 常備菜をたくさん作れるから、料理上手で家庭的とは思いません。 台所中心はやめて、日々のリズムに合った自炊をみつけられたら最強です」と按田さんは言います。 按田さんが、さまざまな環境で料理して辿りついた、気楽に生きるための、超画期的な自炊の方法とは!? かたまりの肉と魚介、芋、豆、乾物、漬物、塩、酢、スパイス…。 食材を相棒にして、たのしく食べつなぐ按田式をヒントにしよう。 - - - 忙しい現代人が、日常をサバイブするための、自炊のアイデアが詰まった一冊! [著者プロフィール] ・按田優子(あんだ ゆうこ)/文・料理 保存食研究家。菓子・パンの製造、乾物料理店でのメニュー開発などを経て2011年独立。食品加工専門家として、JICAのプロジェクトに参加し、ペルーのアマゾンを訪れること六回。2012年、写真家の鈴木陽介とともに「按田餃子」をオープン。 著書に『男前ぼうろとシンデレラビスコッティ』(農文協)、『冷蔵庫いらずのレシピ』(ワニブックス)。雑誌での執筆やレシピ提供など多数。 ・鈴木陽介(すずき ようすけ)/写真 写真家。写真集に『カレーライス』、『むし』等。按田優子の著書『冷蔵庫いらずのレシピ』では料理の撮影を担当。その撮影がきっかけで、按田さんと出会い、按田餃子を開く。 著者:按田優子 写真:鈴木陽介 装幀:佐々木暁 定価:本体価格1600円+税 ISBN 978-4-89815-472-4 2018年発行 仕様[四六判/176ページ/並製] ーーーーー 性別年齢問わず、「ごはんを自分で作らないといけない場面が多い人」ならほとんどの人が「あー今日ご飯作りたくない」という自分に遭遇したことがあると思います。わたしは週4日はご飯を作りたくないなーと思います。 かといって食べないと体調を崩してしまうし、家族に食べさせるとなると何かは準備しなくてはいけないのが現実です。買ってきてもなんでも。 そういう時に昨日の残りが家にあると「はー自分きのう余分に作っていて天才」と思うし、誰かからお惣菜をいただくと「神様か?」と思います。 そうやって一日一日をやっていくために助かる料理、きっとわたしも代々木上原に住んでいたら・職場があったら按田餃子に通うと思います。レシピは真似っこできないかもしれない、なぜならわたしは料理が苦手だから。でもそういう自分でもちょっと肩の荷を下せそうな気がする。この本にはそういう安心感があるんです。
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恥ずかしい料理
¥1,980
SOLD OUT
著者:梶谷いこ / 写真:平野愛 / 発行:誠光社 / A4変型 / 86P / ソフトカバー みんな本当は何食べてるの? 忙しくても、貧しくても、調子悪くても、スマホがなくても、お腹はへる。決して人には見せることのない日常の食事にこそ、手触りのある物語は宿る。見栄えもしないし、今どきでもない、すべての家庭料理に愛を込めて。 SNSや雑誌メディアでは、華々しくスマートな「食景」が溢れているけれど、多くの人々にとってそのような華やかで洗練された食事はあくまで非日常のこと。称賛と羨望を集める食事は、数え切れないほどの「いつもの食卓」の上に成り立っている。忙しい日常の中で、限られた食費の範囲で、家族の好き嫌いの中間で、必然的に生まれる日々の家庭料理。それらの料理の数々を、「仕方がないから」、「これでいい」、という腰の引けた肯定ではなく、それが生まれた暮らしぶりや、感性ごと惜しみない賞賛を贈る一冊。 「うちにはなにもない」と片付けてしまわれがちな「ふつうの台所」をつぶさに観察、ケの美しさを的確に探り出す文章は、ZINE『家庭料理とわたし』が当店で静かな話題を呼んだ梶谷いこ。取り繕うことなくありのままを撮影しながらも、静かなストーリーを感じさせる写真は、2018年に当店にて開催した写真展&写真集『moving days』でもおなじみ平野愛。 ご登場いただくのは、これから家庭を持つ実家暮らしの女性に、ベテラン夫婦、食べざかりの男の子の空腹と晩酌のあてを同時に満たす働くお母さんに、嗜好を追求しながらもそれに束縛されない酒道楽、京都のど真ん中で「値打ちをこかない」美味しさを追求する季節料理店、ガソリンのように同じものを食し続ける銭湯経営者に、ぶれない「ちょうど良さ」を追求する一人暮らしの女性。 あなたの「いつものご飯」も、きっと本書が肯定してくれるはずです。 ーーーーー 大判なのがまず嬉しい。夜疲れた目にやさしい。 とにかく毎日がめまぐるしい、よくこれで生活をしていると思うことがある。 この前も別の料理の本のキャプションにも書いてしまったけれど、とにかくここ最近ご飯というものに切実さを感じているからそれが出ているなと思う。 自分と同じくらいの年代の子どもがいる友人と会うと大体会話の中に一回は出てくる「今日夕飯何にすんの?」、時にそのままの献立を拝借する。もう考えるのも大変なのだ。 そういう仲間や友人の輪がちょっと広がった気分になる本である、お会いしたことはないけれどそういう人がいるんだというのが拠り所になる。 楽しめ、ていねいに下ごしらえをして作れ、もいいと思うし心身に余裕があればできる。 でもそうじゃない時もあっていいんだよねと思える気がします。
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d47 MUSEUM「d mart 47 -47都道府県のご当地ものコンビニ-」展 公式書籍
¥1,100
本体サイズ :横 148mm 奥行 9mm 高さ 195mm コンビニの「便利」をベースに土地ごとの「地域性」を取り入れたら、どんな場所になるのか。D&DEPARTMENTが期間限定のコンビニエンスストアを実際につくり、先駆者たちにお話を聞き、「コンビニ」と「小さなお店」の可能性について、考えてみました。 INTERVIEW: 01 店舗に「リアル」な機能をつけてコンビニの現場から社会の問題解決をはかる~ローソン宮_ 純 [ローソン 常務執行役員 コミュニケーション本部長] INTERVIEW: 02 ダイニングコンビニから美味しい「普通」を生み出す~大津屋小川明彦 [大津屋 代表取締役社長] INTERVIEW: 03 老舗高級スーパー紀ノ国屋の転換~_橋一実 [紀ノ国屋 取締役副社長] CONVERSATION: 街を元気にする、未来のコンビニのかたち~嶋田洋平 [らいおん建築事務所 代表取締役]ナガオカケンメイ [D&DEPARTMENT ディレクター] d mart 47 - 47都道府県のご当地ものコンビニ - 【開催終了】2016年4月28日(木)~2016年6月19日(日)@渋谷ヒカリエ d47 MUSEUM ーーーーーーーーー d design travelのシリーズを書店で見たことあるな、という方には会うのですが企画展の書籍があるなんてとわたしは個人的に目から鱗でした。先日出張で渋谷ヒカリエのd47 MUSEUMに立ち寄ることがあって、それでなんとなしにECを見ていたらおもしろそうな本が山ほど。すごい。 さて、これはコンビニ・小さなお店ということで1冊になっているのですが、何を隠そうわたしはコンビニがすきです。それこそ出張中は利便性もあってコンビニは毎日立ち寄ります。たまにご当地物とかおみやげとかも置いているお店があってますますわくわくしてしまう、といった具合に。 楽しいことも真剣に考えることもバランスよく両立された一冊です。ぜひ手に取ってみていただきたい。
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『She watches films. She tastes films.』/ 土谷未央(cineca)
¥4,200
SOLD OUT
サイズ:230mm × 300mm A4変型スクラム製本・ゴム綴じ ※綴じ紐のゴムの色は異なる場合がございます ページ数:88P 出版社:aptp books 定価:税込 ¥4200 類稀な視点で、見て食べる美しいお菓子を生み出す「cineca」。 そのcinecaを主宰している菓子作家、土谷未央のはじめての著書となる本書は、WEBメディア『PERK』で連載中の「cinecaのおいしい映画」を、今の視点で隅々まで丁寧に加筆・再編集したもの。 作家が敬愛してやまない映画を、菓子を主軸としたアートワークとコラムで表現した一冊です。 土谷未央(つちや・みお) / 東京都生まれ。菓子作家、映画ファン。多摩美術大学環境デザイン学科卒業。在学中は建築やランドスケープを学ぶが、グラフィックデザイナーの職に就く。退職後、フランス菓子の基礎を学ぶために製菓学校に通い、卒業。2012年に映画をきっかけに物語性のある菓子を制作するcineca(チネカ)を創始。製菓において、日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込む手法をオリジナルのものとする。2017年頃からは企画や菓子監修、アートワーク・執筆業なども数多く手がけ、様々な活動を通して、菓子の新しい形を提案をする。 ーーーーーーーーー 夢みたいな本だなあというのが本が届いて最初の印象でした。 ゴムで綴じられていることも、大きさも、何より開いたときにパラパラと捲ると目に飛び込んでくるアートワークの鮮やかさやはじけるような楽しさ、きっと宝物にしたいと思う人がたくさんいるだろうなと思いました。 コラムもひとつひとつが興味深くて、わたしは映画に詳しいかと言われたらそうでない方なのですが、情景を思い浮かべてはなんだかいつか観てみたいと思う映画に出会うことができました。 cinecaのお菓子もいつもとてもうつくしく、ユーモアもあるんです。そちらもぜひ知ってほしいなと思っています。
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遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ/ スズキナオ
¥1,870
サイズ:四六変形判並製 ページ数:308P 出版社:スタンド・ブックス 定価:税込 ¥1870 これがスズキナオ流「生活史」 遠い場所への旅や、友達とのせわしない飲み会がまるで夢のよう。出歩けるのは近所ばかりだけど、ひとり海に行き、焚き火を見つめ、オンラインで友達とゆっくり話す。それでも元気でいれば、あと何回かぐらいは今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』待望の続編。 【目次】 まえがき 第1章 元気でいれば、もう数回ぐらい今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう――近所 海を見に行くだけの午後 気軽に焚き火を楽しんでみる 友達の生い立ちから今までについてじっくり聞く 行ったことのない近所の喫茶店でコーヒーを飲む 近所の食堂で静かに昼ごはんを食べる 近所の中華料理店で贅沢してみる いつもの自分じゃないほうを選ぶ さっきまでいた場所を高いところから眺めてみる 憧れの“寿司折”を求めて散歩する 第2章 電車に乗った途端、さっきまで洋上にいたことがまるで嘘みたいに思える――旅 行くことができない山形に行った気分を味わう 山で汲んできた美味しい水で焼酎を割る 高尾山の山頂辺りで気楽にハシゴする 神戸・高取山は山茶屋の天国だった 「ちょっとそこまで」の気分で海を渡る せっかくUSJに行ったのに中に入れなかった人のために モリで突いて捕った魚をイカダの上で食べる「たきや漁」が夢のよう 熊本のセルフビルド温泉「湯の屋台村」は料理もうまいし温泉水もうまい 一軒の民宿を営むご夫婦だけが暮らす島――三重県志摩市横山へ 第3章 自分がいなかった場所のこと、自分がいなかった時間のことを、どうやったら今より身近に感じられるようになるんだろうか――調査 優しい味ってどんな味? ガチャガチャマシーンからつまみが出てくる飲み会を開催してみた 家の中のお気に入りポイント「俺んち絶景」を見せ合ってみる 私たちの7月20日――なんでもない日の夕飯の記録 4章 誰かが私に何かを話して聞かせてくれたことのありがたさと、私がそれをどれだけ聞こうとしてもひとりの人の内面には遠く及ばないという寂しさ――人 床に砂! 100年前の校舎で食べるジンギスカンの源流店 思わず通り過ぎてしまいそうな店ふくや串かつ店で1本70円の串かつを食べる 本当に美味しいホッピーを大阪で飲む 「家みたいな店」の店主にたっぷりと話を聞いた 90歳、いや89歳の字書き職人・松井頼男さんと最後に会ったときのこと あとがき ーーーーーーーーー タイトルだけでどうしても読みたくなってしまう。くやしい。 帯の平松洋子さんのコメントにある「ワンダー」というフレーズが本当にしっくりくるのです。おもしろいけれどそれだけでない、「いつもの自分なら」というのは改めて考えると不思議である。たまに人から「えっ!〇〇さんらしくない」と言われるとどきっとする。いつもならこういうことを選ばないと思われているのか?という具合に。それを自分でジャッジしてみようというのだから案外むずかしいかもしれない。日常には時々引っかかりが必要なものです。
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深夜高速バスに100回くらい乗ってわかったこと/ スズキナオ
¥1,892
SOLD OUT
サイズ:四六変形判並製 ページ数:324P 出版社:スタンド・ブックス 定価:税込 ¥1892 若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、待望の初単著! 人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ! 【目次】 まえがき 第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人 東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた あなたの知らない「昼スナック」の世界 銭湯の鏡に広告を出した話 第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店 芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く 71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位 本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい 東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く 廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた 第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅 “たこせんべい”の楽園 明石~淡路島たこせんの旅 六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる 三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう 瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記 ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ 第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査 スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー 「お鍋キュー」のひそかな楽しみ カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物”を検証 「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか 第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒 大阪の瓶ビールはどこまで安い? 大人の休日、動物園飲み 見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ 野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く 店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒 第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策 誰も知らないマイ史跡めぐり チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる としまえんに行ったけど入れなかった人のために ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために 終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる 名前のないラーメンを探して あとがき スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。 WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。 テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。 パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。本書が初の単著書となる。 ーーーーーーーーー デイリーポータルZという文字を見てにわかに嬉しくなりました。 深夜高速バスを結構な頻度で利用していた時期があり、どうしても気にならずにスルーするのが難しい。人生の楽しみ方のひとつとして、わたしはお酒飲めないけれどこういう街の歩き方はとてもいいなあと素直に羨ましく、まねっこしてみたくもなります。 とはいえなかなかできないのが実情。本は疑似体験ができるからいいのです。
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納豆マガジン vol.2
¥1,980
納豆の面白さをあらゆる角度から 紹介していく納豆マガジン。 特集は「ひきわりをあつめて。」 ひきわりについての企画を筆頭に、納豆グラビア、 納豆メーカーの取材、納豆小説などなど。 上は東北、下は九州まで幅広く取り上げています。 納豆好きな人はもちろん、 納豆嫌いな人にもオススメです。 クセは強いかもしれませんが、 匂いや粘りはございませんのでご安心を。 編集長 村上竜一 副編集長 稲垣佳乃子 デザイン 梅本華乃 赤山朝郎 印刷 株式会社シナノパブリッシング 発行 さりげなく ーーーーーーーーー ひとつのものごとを掘り下げるのってとてもおもしろいことだと思っています。 納豆、好き嫌いが分かれる食べ物の代表格なのかなと思っていますが(ちなみにわたしは人並みに好んで食べるくらいの感じです)、先日偏食のひどい我が子が「ひきわりなら好き」と述べていました。どうしてひきわりでないとならないのか・・と納豆肯定派のわたしは思ったわけですが、ちょうどそのすぐ後くらいにこちらの本が出ますよという案内をいただいて、こういう時は鉄は熱いうちに打て、だなと注文してみたわけです。 ぜひ実物は手に取ってお読みいただきたいです。ひきわりが愛おしくなりますので。
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バターの本 / 甲斐みのり 著
¥1,650
SOLD OUT
サイズ:A5 並製 ページ数:128P 出版社:グラフィック社 定価:1500円+税(税込¥1650) 日本全国でつくらている100種類超のバターを、全国的に販売されているナショナルバターと、各地方で特色をもってつくられているクラフトバターに分け、北海道から九州まで網羅して紹介しています。それぞれのバターの特徴や栄養成分、オススメの食べ方、味の感想を、バターの色やパッケージがわかるような美しい写真とともに掲載しています。バター好きなひとなら興奮する1冊です。 ーーーーーーーーー 小さい頃からわたしは雪印のバターを食べています。なぜなら祖父が雪印に勤めていたから。 至極普通の流れだと思いますが、それゆえ他のものを自分で買って食べてみたことがありません。他意はないのです。 それでもいつだったか、お店でホットケーキに乗ってきたバターがあまりにおいしくて(雪印だっておいしいけどさ)びっくりしたことが。バターって種類でずいぶん違うんですね。 いつかこれを買いに行ってみたい、お取り寄せしてみたい。そんなバターがたくさん紹介されています。この本、デザインもいちいちバター愛が細部に込められていて最高なんです。
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アイスの旅/甲斐みのり 著
¥1,760
SOLD OUT
サイズ:A5 並製 ページ数:128P 出版社:グラフィック社 定価:1600円+税(税込¥1760) ISBN:9784766132779 ソフトクリームにアイスキャンディー、アイスケーキ、かき氷……。著者が子どもの頃から親しんだ味や旅先で出合ったものなど、全国各地に根ざす様々なアイスを約155軒分掲載。青森や福島で地域の人から長く愛される“地元アイス”を訪ねる旅も収録します。 ーーーーーーーーー アイスってなんでこんなにしあわせになれるんだろう。 見た目もだけれど、夏の暑い日にお風呂上がりに食べるアイスは格別です。 ついでに冬にこたつで食べるアイスも最高です。 表紙のアイスの色使いがすきなので、表紙を表にして飾っているだけでもしあわせになれます。 アイスを巡っての旅の読みものがノスタルジーに浸る時間をくれる贅沢な一冊です。
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地元パン手帖 / 甲斐みのり 著
¥1,650
SOLD OUT
サイズ:A5 並製 ページ数:124P 出版社:グラフィック社 定価:1500円+税(税込¥1650) 総菜パン、菓子パン、給食パン…。著者が全国各地を旅するなかで集めた、その土地で長年愛される「地元パン」を200点超紹介。ユニークなネーミング、レトロなパッケージなど、思わず手に取ってみたくなるものばかりです。 ーーーーーーーーー 個人的に甲斐みのりさんの本って紙で持っていたいものだと思っていまして。 ビジュアルにまず心奪われ、旅をしながら「採集」するようにパンと出会って記録していく過程まですべてがまず普通やれないことばかり。これを追体験させてもらっているような感じがあるのです。 先日別の甲斐さんの本を友人が贈り物に選んでくれました。誰かにあげたくなる気持ちに心から共感しました。
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ローカルおやつの本 / 甲斐みのり 著
¥1,815
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サイズ:A5 並製 ページ数:128P 出版社:グラフィック社 定価:1650円+税(税込¥1815) 日本各地で地元の人が愛するローカルおやつを約250点紹介!しるこサンド(愛知)やハートチップル(茨城)などの人気菓子から、古くからつくられる郷土菓子、ドリンクまで。現地のスーパーで買って食べてみたくなる味ばかりです。 ーーーーーーーーー 駅などでふらっと入ったフェアで、なんだかあまり見慣れないレトロなパッケージのおやつを見かけることがあります。なんだろう、と手に取ってたまに買って帰ることもあります。 素朴でおいしい。また食べたくなって次行ったらもうない。残念。ところがたまたま旅先で再会してとってもうれしくなります。 そんなローカルおやつ、なんなら旅行先を決めるヒントにもなってしまいそうなものです。 ちなみにわたしの超お気に入りローカルおやつは「満月ポン」の濃い味です。今年は買いに行けそうなのでとても楽しみにしています。
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おむすびのにぎりかた/ 宮本しばに(文)/野口さとこ(写真)
¥1,650
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サイズ:四六判変形 並製 ページ数:168P 出版社:ミシマ社 ISBN:9784909394095 価格:本体¥1500+税(税込¥1650) 装丁:名久井直子 「おむすびは単純に練習を重ねるだけでは上手くならない」 ほかほかご飯に好きな具材を合わせるだけ。 シンプルで安くて、だれでも作れる。 なのに、なんでこんなにおいしいんだろう? 酒蔵の杜氏、僧侶、染色家、醬油屋……日本各地で暮らすさまざまな人たちのにぎる「おむすび」のおいしさの謎を、料理研究家が訪ね歩く。 ミシマガの人気連載「みんなのおむすび」 2015年5月~2018年2月分&描き下ろしコラム収録。 宮本しばに(文)/野口さとこ(写真)((みやもと・しばに)(のぐち・さとこ)) 創作野菜料理家。20代前半にヨガを習い始めたのがきっかけでベジタリアンになる。結婚してから東京で児童英語教室「めだかの学校」を主宰。その後、長野県に移り住む。1999年から各地で「ワールドベジタリアン料理教室」を開催。2014年10月より、料理家の視点でセレクトしたキッチン道具&食卓道具のオンラインショップ「studio482+」を立ち上げる。 著書に『焼き菓子レシピノート』『野菜料理 の365日』『野菜のごちそう』(以上、旭屋出版)『野菜たっぷりすり鉢料理』(アノニマスタジオ)など。 ーーーーーーーーーー おむすびというシンプルながらうれしい食べものの代表格。 人の数だけ具材や握り方、塩の振り方などなどあるわけです。 ちょっと大袈裟だけれどその人・その場所がどんなかの写し鏡にもなるんじゃないかなぁと思っています。わたしはシンプルにしゃけ入りがすきです。 これから自炊をしようという人はまずおむすびからはじめてみよう。
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そのときみえるもの/御菓子丸 杉山早陽子 著
¥1,980
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サイズ:6変形 ソフトカバー 出版社:torch press ページ数:96P ISBN:9784907562168 定価:本体¥1800+税(税込¥1980) デザイン:竹廣 倫 写真:山本康平 和菓子、その小さな宇宙に凝縮された記憶、風景、そして感情を、見ることや食べることを通して体験する。京都を拠点とする御菓子丸の杉山早陽子は、目に見えない感性を和菓子という形へと落とし込み、伝統的な世界に新しい風を吹かせます。 「鉱物の実」という銘のお菓子は、琥珀糖にクロモジがささり、まるで木に御菓子の実がなっているかのよう。杉山はこの実を和菓子の原点まで遡り、果実を使って実を表現しようと試みます。そのほかに、時間を経ると色が変化する「うつろい」、風景を閉じ込めるという発想から生まれた「薬箱(くすりばこ)」、ほおずきを灯に見立てた「灯花(とうか)」、草花の芽吹きを玉にした「薬玉(くすだま)」など、儚さや無の境地、あるいは日常や季節のうつろいを愛おしむ感情を和菓子へと落とし込みます。それらの御菓子は五感を通して、私たちの記憶を呼び起こし、そして記憶へと堆積していきます。 本書では、御菓子丸のこれまでの25の和菓子を、それぞれの御菓子についのエッセイと共にまとめています。御菓子丸の世界をより深く知ることができる思考の源を読みながら、瑞々しい和菓子を目で味わってみてください。 杉山早陽子(Sayoko Sugiyama) 1983 年三重県生まれ。2006年から10年間、和菓子ユニット「日菓(にっか)」として活動。「日菓」と並行して2014年から「御菓子丸(おかしまる)」を主宰しながら、和菓子を制作、展示、販売している。食べたら無くなる当たり前のことに着眼し、表現方法としての和菓子に可能性を感じ、京都にて和菓子を学ぶ。鑑賞から食べるまでの行為を一つの体験として捉え、記憶に残る一瞬を和菓子に込めて制作する。 ーーーーーーーー この本に綴られている和菓子は目にもうつくしく、やさしい味わいはもとより食べる前から豊かな時間を与えてくれるものだと思っています。 表紙の紙の質感にまでこだわりが見えて、きっとこの本も同じく思いがたくさん詰まった一冊なんだろうと思えます。 目の前にあるものの背景を知ることは何らかの気づきをもたらしてくれますね。
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ひとくちサイズを大盛りで/奥川純一 著
¥1,650
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サイズ:A6縦 148×105mm オールカラー ページ数:296ページ 酸いも甘いも熱く儚くヨコシマな「食」にまつわる写真と文 。 フォトグラファー・奥川純一さんの新刊です。 色々な経験の中でもひと際たくさんの経験をつんでるかもしれない食経験。 その中には記憶、思い出、想像、妄想、期待、思惑、感動など様々な感情や出来事の小さな断片がこっそり潜んでいたりするのですが、それは何かのきっかけがない限りそのままこぼれ落ちていってしまっているのかもしれません。そんな酸いも甘くも熱く儚い、そして時にヨコシマな感情をも含んだ「ひとくちサイズ」のものを拾いあつめてみました。 大抵は煮ても焼いても食えないような些細でどうしようもないことかもしれませんが、それでも書き留めてみると日々が少しだけありがたく楽しいものに感じたのです。(前書きから) ーーーーーーーーーー 出版社の名前にすら遊び心が隠された一冊です。 食べることは生きることとはよく言ったもので、毎日食べることを積み重ねて人はできていくのだなぁと。ユーモアの中に生活がある、スルメのように味わい深い本です。 裏表紙の見出しを読んだら脳みそが空腹になりそうです。