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恥ずかしい料理

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著者:梶谷いこ / 写真:平野愛 / 発行:誠光社 / A4変型 / 86P / ソフトカバー

みんな本当は何食べてるの?

忙しくても、貧しくても、調子悪くても、スマホがなくても、お腹はへる。決して人には見せることのない日常の食事にこそ、手触りのある物語は宿る。見栄えもしないし、今どきでもない、すべての家庭料理に愛を込めて。

SNSや雑誌メディアでは、華々しくスマートな「食景」が溢れているけれど、多くの人々にとってそのような華やかで洗練された食事はあくまで非日常のこと。称賛と羨望を集める食事は、数え切れないほどの「いつもの食卓」の上に成り立っている。忙しい日常の中で、限られた食費の範囲で、家族の好き嫌いの中間で、必然的に生まれる日々の家庭料理。それらの料理の数々を、「仕方がないから」、「これでいい」、という腰の引けた肯定ではなく、それが生まれた暮らしぶりや、感性ごと惜しみない賞賛を贈る一冊。

「うちにはなにもない」と片付けてしまわれがちな「ふつうの台所」をつぶさに観察、ケの美しさを的確に探り出す文章は、ZINE『家庭料理とわたし』が当店で静かな話題を呼んだ梶谷いこ。取り繕うことなくありのままを撮影しながらも、静かなストーリーを感じさせる写真は、2018年に当店にて開催した写真展&写真集『moving days』でもおなじみ平野愛。

ご登場いただくのは、これから家庭を持つ実家暮らしの女性に、ベテラン夫婦、食べざかりの男の子の空腹と晩酌のあてを同時に満たす働くお母さんに、嗜好を追求しながらもそれに束縛されない酒道楽、京都のど真ん中で「値打ちをこかない」美味しさを追求する季節料理店、ガソリンのように同じものを食し続ける銭湯経営者に、ぶれない「ちょうど良さ」を追求する一人暮らしの女性。

あなたの「いつものご飯」も、きっと本書が肯定してくれるはずです。

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大判なのがまず嬉しい。夜疲れた目にやさしい。
とにかく毎日がめまぐるしい、よくこれで生活をしていると思うことがある。
この前も別の料理の本のキャプションにも書いてしまったけれど、とにかくここ最近ご飯というものに切実さを感じているからそれが出ているなと思う。
自分と同じくらいの年代の子どもがいる友人と会うと大体会話の中に一回は出てくる「今日夕飯何にすんの?」、時にそのままの献立を拝借する。もう考えるのも大変なのだ。
そういう仲間や友人の輪がちょっと広がった気分になる本である、お会いしたことはないけれどそういう人がいるんだというのが拠り所になる。
楽しめ、ていねいに下ごしらえをして作れ、もいいと思うし心身に余裕があればできる。
でもそうじゃない時もあっていいんだよねと思える気がします。

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