2024
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comixシリーズ「さよなら またね -京都での思い出のショートストーリー-」mig_mig
¥990
サイズ:133×172mm 仕様:15ページ/リソグラフ印刷・平綴じ製本・トレーシングペーパーカバー付 印刷・製本:レトロ印刷JAM 発行:2023年2月3日初版発行 著者:mig_mig 発行者:池田敦(ondo) 発行所:ondo 企画グループ展「COMIX2 -4 short stories-」に合わせ、ondoより発行したショートストーリー漫画冊子。風合いあるリソグラフ印刷&こだわりのミシン製本も魅力的です。初版は各限定100部を制作。留学や仕事を通して4年半過ごした京都での思い出が描かれています。建築家ならではのこだわりが伝わる建物や町の描写が魅力的です。 mig_mig イラストレーター・グラフィックデザイナー。タイ在住。京都工業繊維大学建築設計修士過程を修了後、タイに戻り、建築家として勤務。現在はフリーランスとして活動。アニメーション制作、似顔絵制作など幅広い表現を特徴に、日本への活動も広げている。 UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka 2019/ondo池田敦レビュアー賞 ーーーーー 京都、行ったことがあるとおお、と思う方もいらっしゃるかもしれません。 旅行で行くのと暮らすのって同じ土地でもまた見えるものや思うことが違っていて、これは暮らした人の目線だなあと思います。(そう書いてあるではないか) 建物や街並みの絵が好きな方にはぜひ読んでみて眺めていただきたいなと思います。
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moving days
¥3,300
写真:平野愛 出版社:誠光社 A5横 / 176P / フルカラー / 並製PUR製本 どこへではなく、何から引っ越すのか。 当たり前の風景が束の間非日常へとほどけ、また新しい日常が積み上げられていく。 そのあわいに美しい光とともにあった、7組の"moving days”。 人生の節目に訪れる「瞬間」であると同時に、時間を伴う「ストーリー」でもある「引っ越し」という祝祭/儀式を、そのストーリーを綴ったテキストと、繊細な色合いのフィルム写真で捉えた写真集。2018年に私家版として刊行され、好評を博した私家版写真集のコンセプトとタイトルを受け継ぎ、その後に撮り下ろされた7組の引っ越しを収録。同写真集にインスパイアされたアルバムもリリースしているHomecommingsの福富優樹による書き下ろしエッセイを巻末に収録。彼ら彼女らは、そしてわたしたちは何から引っ越してきたのか。人生の節目節目で開きたい、あなたの大切な一冊になることでしょう。 ーーーーー 引越し、と聞いてわくわくする時ときゅうと寂しい気持ちになる時とがあります。 わたしは今の家を引っ越すとしたらもう生を終えるか離婚でもするかという時な気がするので当分は予定がないのですが、ここに越してくる時のことをよく覚えています。 当たり前の風景が変わる、しかも大人になってから自分が主体になって次の棲家を決めてそこへ移るというのはかなり大きな変化ですが、中には比較的頻繁に仕事の都合や気分の問題で引越しをする方もいるでしょう。 新しい日常の風景、今までの当たり前の風景、境目のところをやさしい眼差しで見つめてくれているような一冊です。
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ジブリの立体建造物展 図録〈復刻版〉 / スタジオジブリ編
¥2,970
SOLD OUT
発売日:2021/11/18 スタジオジブリ編 本体価格:2700円(+税) 仕様:A4変/並製/192ページ ISBN:978-4-908406-92-8 2014〜2018年にかけて開催された人気展覧会 「ジブリの立体建造物展」の図録が復刊! 『風の谷のナウシカ』から『思い出のマーニー』まで―― ジブリ作品に登場する、どこかに存在していそうな架空の建造物。その印象的な建物に注目し、展覧会の監修を務めた建築家・藤森照信氏による詳細解説、宮崎駿監督の文章と共に、設計の源に触れる一冊。 背景画、イメージボード、美術設定など約380点の図版を収録! ーーーーー 昔これの復刻版じゃない、最初に出た方の本があったのを知っていました。 その時買い逃してしまって本当に心の底から後悔したものです。本は欲しい時に買わないと時になくなってしまうことがあるという人生の教訓でした。 そうしたら復刻版が作られているじゃないか。救いがありますね。 さて、ジブリといえばというと、トトロという人や千と千尋という人、ポニョの人もいるかしら。幅広い年代で愛されていますが、わたし個人的にはお話しはもちろんのこと出てくる建物が好き(ちなみにたべものも大好き)です。コクリコ坂のカルチェラタンがとてつもなく印象的でどんな場面よりも見入った記憶があります。 建物の特徴から時代背景、込められた意図なども細やかに解説されていてとても読み応えがあります。そして建物だけでこんなに情報量があるのかとジブリ作品の奥行きについて思いを馳せ、呆けてしまいます。ともあれ本棚に挿して大事に読み継ぎたい一冊です。復刻してくれて本当に良かった。
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まちで出会ったかわいいあのこーまちの文字図鑑・番外編
¥2,200
サイズ:B5判変形 ページ数:188ページ 並製 出版社:大福書林 商店街の看板やのぼり、ネオン、シャッターや窓のステッカー、案内板など、身近な場所にたたずむ「かわいい」キャラクターたち。有名な企業のものでなくとも、その街に暮らす人々には親しみ深い顔を楽しく分類してご紹介。 ほとんど正式な記録として残らない屋外広告ですが、そこには暮らしや文化・世相が反映され、何十年もの間、通り過ぎる人々の目に映る身近なアート。手描き・アクリル看板が作られ、技術をもつ職人たちが活躍した時代に生み出された、素通りできない「かわいいこ」を日本全国北から南へ記録に走る、著者たちの傑作選。当時を知る製作者たちへの取材レポも必読。 ーーーーーー あ、なんか見たことあるかも、という子も何人かいるかもしれません。 たくさんの人が知っていて名前が与えられたようなキャラクターじゃなくとも、自分の住んでいるところやよく行くお店、懐かしい通り沿いで見かけるとホッとするような「かわいいこ」たち。こちらもコメントや取材の記録がとても読み応えあり。今生きているとなかなかピンとこないけれど、郷土や民俗の資料館とかに何十年後とかに大事に保管されていて欲しいなと思う1冊です。
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まちの文字図鑑 よきかな ひらがな
¥2,200
サイズ:A5判 ページ数:224ページ 並製 出版社:大福書林 写真・文:松村大輔 日本全国で集めた個性豊かな「まちの文字」の図鑑。第一弾は、ひらがな編。ブックデザイナーの著者が集めた町の文字の中から、デザイン的に優れた約350のひらがなを厳選して五十音順に掲載、字源とともに紹介している。ページをめくると、とりあげられた文字の全体像と所在地が現れる。まちの文字は、看板職人の手描き文字やレタリング全盛時代のバリエーション豊かな文字、書体デザイナーの競演する舞台。たくさんの「よきかな」がある町を訪れるガイドとしても活用できる1冊。 ーーーーーー ひらがなのフォルムがすきです。 漢字もいいのですが、あえてどっちでもいい時はひらがなを使いがち。 同じひらがなでも書体が違うとだいぶ印象が変わります。流麗に感じたり、かわいらしく感じたり、おどろおどろしく感じたり。 街の中にたくさんある、パソコンの中だけでは見つけられない「よき」ひらがなたちにたくさん出会えます。
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スペースエイジ・インテリア/グラフィック社編集部 編
¥2,530
SOLD OUT
サイズ:B5変形 並製 ページ数:180P 出版社:グラフィック社 定価:2300円+税(税込¥2530) ISBN:9784766134285 1950-60年代の一大ムーブメント「スペースエイジ 」時代の名作家具は、今や美術館クラスの価値とも言われるレアアイテム。流線型の美を愛し暮らしに取り入れた人々のインテリア実例集。照明、家具、ラグ、オブジェまで図鑑も充実。 ーーーーーーーーー かっこいいかつかわいいの一言。もはやこの空間に人が住んでいるというのがいい意味で信じられません。 遊び心が溢れ、ただの家具というよりはアート作品とまで呼べるようなものばかりでページを捲るたびため息です。本のかたちも相まって非現実に連れていってくれるような一冊です。
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秀和レジデンス図鑑 / 谷島香奈子・haco
¥2,090
発売日:2022/2/22 著:谷島香奈子、haco 本体価格:1900円(+税) 仕様:A5/並製/192ページ ISBN:978-4-908406-93-5 出版社:トゥーヴァージンズ 街でよく見かける、あの「“南欧風"マンション」の 歴史とディテールを徹底解剖! 高度経済成長期に誕生したマンションシリーズが、 今なお愛され続ける理由がわかる!! 青い瓦屋根、白い塗り壁、アイアン柵のバルコニー、 モザイク画のようなタイル――。 「秀和レジデンス」という名前を知らなくても、 これらの特徴で「あのマンション! 」とピンとくる人もいるのではないでしょうか。 秀和レジデンスは、 1964年東京オリンピックの年に竣工されたマンションシリーズです。 その可愛らしい外観から建築ファンに愛されるだけでなく、 一等地に建つ恵まれた立地からヴィンテージマンションとしての人気も高い。 本書は、秀和レジデンスの細部を徹底取材し、 白い塗り壁のタイプ別紹介や タイルのパターン、バルコニーのデザインの違い、 レトロなステンドグラスや照明、個性的な塔屋などを豊富な写真で紹介。 あわせて、住人インタビューと部屋の詳細解説を通して、 外観と住居の両面から魅力に迫る一冊です。 今年(2022年)に取り壊しが始まった シリーズ第1号「秀和青山レジデンス」の歴史物語ほか、 「南欧風の外観になった理由」「“秀和ブルー"という色が存在した」 「白い壁のつくり方」「秀和創業者 小林茂ストーリー」など読み物ページも充実。 巻末には全国134棟の秀和レジデンス一覧も収録! ーーーーー かねてよりZINEを取り扱いさせていただいているhacoさんが著者として参加されているということで楽しみにしていた一冊です。 hacoさんのことはいねむりを始める前からTwitterで一方的に存じ上げていたのですが、新しく本が出るというのはいちファンとしても大変うれしいことです。 結構もうブログにも書いてしまったのですが、きっと素敵な本だろうなという期待をいい意味で裏切られ、情報量の多さ、ビジュアルの視点の切り取り方、うぬぬ、というほかなくて秀和に限らず建物を見るのが好きな方にとってもおすすめしたいです。 コロナ禍もあり、本を作るのにも苦労された面があったことと思うのですが、街に息づく建物とそこに住む人の生活や建物への愛着を記録したこの本を今この世に出してくださったことに最大限の敬意を。
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Shuwa is cute -かわいい秀和レジデンス-/haco 著
¥770
サイズ:147×105 mm ソフトカバー ページ数:36ページ 秀和レジデンスとは、昭和32年に設立された秀和株式会社が手がけた一連のマンションにつけられた名称です。 青い瓦屋根と白い塗り壁、カーブした黒色の鉄製柵を特徴とするマンションを町中で見かけたことがある方もいらっしゃると思います。 みんな同じかと思いきや、白い壁ひとつとってもなんだか模様が違ったり、窓枠やバルコニーに違いがあったり・・ ひとつひとつに個性と遊び心のある秀和レジデンスをhacoさんの視点でとらえた一冊です。 ちりばめられた秀和レジデンスの「かわいい」を思いきり楽しんで欲しいです。 ポケットに、かばんにしのばせて一緒にお散歩してみてください。 haco 古い建物、とくに秀和レジデンスをはじめとしたヴィンテージマンションが好き。サイケデリックでキュートなスイーツを制作するpsychedelic sweets spicaとしても活動中。 ーーーーーーーーーー わたしは自分の手帳にもこれを挟みたい。そして人に見せたい。 白と青のコントラストはなんだかしあわせになれるような気がするのです。 浅学で、秀和レジデンスについてはhacoさんを通して初めて知りました。新しい世界を教えてもらえて、なんだかとてもわくわくしています。
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UNEVEN BUILDING/haco 著
¥990
サイズ:150×150 mm ソフトカバー ページ数:36ページ UNEVEN BUILDING すなわちでこぼこのビル。街中にあるうわ!これは!という静かな興奮が伝わるhacoさんのZINEです。hacoさんがご自身で歩いた街の風景が切り取られていて、これまた自分も外を歩くときに建物を見上げてみようと思わされます。 でこぼこと一言で言ってもいろいろなかたちがあります。同じ形の規則性や思いもよらない発想の痕跡がおもしろいですよ。 haco 古い建物、とくに秀和レジデンスをはじめとしたヴィンテージマンションが好き。サイケデリックでキュートなスイーツを制作するpsychedelic sweets spicaとしても活動中。 ーーーーーーーーーー 個人的に四角や丸が連続して並んでいるものがとても好きなのですが、ある種のフェチ心のようなものをくすぐられる一冊です。 東北新幹線に乗ることがしばしばあるのですが、首都圏に近づくにつれ団地やビルの形が変わっていくのが好きで、その時の心境とよく似た気持ちになります・・・
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JAGGED BUILDING/haco 著
¥1,210
サイズ:150×150 mm ソフトカバー ページ数:48ページ JAGGED BUILDING すなわちギザギザのビル。ことばを捉えればソリッドな印象すら受けるところですが、なんだかレトロさ、ノスタルジーといった空気感も纏っているように感じられます。でこぼこのビルでもそうなのですが、建物そのものがもう作品とも言えるような気がする写真ばかりで、hacoさんの着眼点や風景を切り取り方にはなんとも言えない魅力があります。 haco 古い建物、とくに秀和レジデンスをはじめとしたヴィンテージマンションが好き。サイケデリックでキュートなスイーツを制作するpsychedelic sweets spicaとしても活動中。 ーーーーーーーーーー ギザギザということばで鋭利なエッジがきいた建物ばかりなのかなとめくったら、なるほど影の落ち方や屋根のかたちなど、どこにでもありそうだけどちゃんと見たらなんだかすごくぞわぞわする(もちろんいい意味で)なというビルがたくさん。 自分なりにジグザグを探して散歩してみたくなります。
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特薦いいビル 国立京都国際会館 〔別冊月刊ビル〕/BMC 著
¥2,420
サイズ:A5判 カラー/ハードカバー 出版社:大福書林 ページ数:160ページ ISBN: 9784908465093 定価:本体 ¥2200+税(税込¥2420) 日本初の国際会議場にして、モダニズム建築の傑作。この不思議な逆台形と台形を組み合わせた複雑な構造体が、高度経済成長期の過剰な情熱によって完成した世紀の大建築であることは、あまり知られていない。大谷幸夫が、戦後の公開コンペで最優秀作品に選ばれ、亡くなるまで生涯かかわり続けた胸はずむ大空間を西岡潔の美しい写真と、BMCの独特な視点で堪能できる豪華保存版の写真集。全工事費の1%を芸術との協同に充てられた空間には、剣持勇の家具が、会館の複雑な空間の中に散りばめられ、訪れるたびに新たな発見がある。関係者へのインタビューをまじえ、その魅力をあますところなく紹介。BMCの活動10周年を記念して企画制作された「別ビル」。 ーーーーーーー 京都は寺院ばっかりではなかった。 国立京都国際会館を総特集。こんなにかっこよくて壮大な建物があるならずっと前のわたしに教えてあげたかった。勉強不足を悔いても仕方ないのでこれから先の京都旅行の行きたい場所リストに加えることにします。
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いいビルの世界 東京ハンサムイースト/東京ビルさんぽ 著
¥2,200
サイズ:A5判 オールカラー 出版社:大福書林 ページ数:200ページ ISBN: 9784908465055 定価:本体 ¥2000+税(税込¥2200) 上ばかり見て歩いていたら、東京ビル砂漠は深い森になった。 丸い窓・タイル・面格子・壁画…… 名も知れぬ、すてきな古いビルを探して 問屋街・繁華街・金融街・住宅街へ 東京を半分に分け、右半分を特集する「ハンサムイースト」編。高度経済成長期に建てられた、自由なデザインと、手仕事が光るビル。親しみやすい背の低いビル。有名建築家の手によるものでない、いいビルを中心に紹介していきます。 ◆見出し例◆服飾業界の珠玉のビルたち/ロマンスグレイのダンディビル/銀座のふしぎな古いビル/鉄鋼会館の天井セレクション/ニホンバシメタルシティ/地下鉄直結ビル/湾岸70年代ビルの旅/職人かたぎの街のビル/合羽橋道具街のいいビル/公園のない上野を堪能しよう/山手線の外側でビルを探す/タクシー会社の秀逸なビル/東京の東の東/住宅街のひとクセマンション/穴場の街のいいビル/池袋はウエストがみもの/単身者住宅の夢 ーーーーーーー まず表紙からかっこよくて、飾っておきたくなってしまう一冊です。 歩いていてふと見た時に、佇まいに惹かれる建物ってあると思います。偶然の出会いはもちろんですが、この本に載っているビルを探して実物を訪ねるのもまた粋です。
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昭和レトロ間取り探訪/橋爪紳也 著
¥2,530
サイズ:B6 ページ数:248P 出版社:青幻舎 定価:2300円+税(税込¥2530) ISBN:9784861528118 大正・昭和初期の洋風モダンなお屋敷の「間取り」約200点を収録!! 大正〜昭和初期に開発された関西郊外の鉄道沿線の住宅案内広告から、選りすぐりの「間取り」を収載します。 大阪の建築史家・橋爪紳也が、その膨大なコレクションから多種多様な住宅間取りを選定、当時の生活史を読み解きます 和と洋の部屋が入り混じり、現代とまったく異なる文化的な住宅様式を楽しめる建築・間取り好き垂涎間違いなしの一冊です。 「モダン/レトロ住宅 新しいがゆえに懐かしい」 明治時代にあって、富裕層は和風の母屋に別棟の洋館を建てて、和洋の生活様式を使いこなしていた。対して大正から昭和にかけて、新たに都市の担い手となった郊外居住者のために、和洋双方の要素を折衷する中流住宅が大量に供給された。 私は、当時の都市文化や生活様式を研究する資料として、住宅の販売促進に配布されたパンフレットや案内図の類を、多く集めてきた。特に大阪を母都市として、各鉄道沿線に、電鉄会社や土地会社が開発した事例を中心に、数十の住宅地に関する販売促進資料などを保有する。 (中略) この種の郊外住宅にあって、新しい「洋風住宅」、もしくは和洋折衷を試みた住まいが、多く提供されることになる。本書は、私の収集した多数の事例から、当時の住宅事情を推察することができる間取り図をいくつか抜粋して、小著として編んだものである。 竣工時には最新のモダン住宅であったが、今日の眼で眺めると、懐かしいレトロな住まいという評価になるのだろう。モダンかつレトロな間取りを探訪いただければ幸いである。(「はじめに」より抜粋) ーーーーーーーーー 引っ越す予定もないのに間取り図を見てしあわせになれる人は大方この本おすすめできます。 大阪の昭和初期あたりの住宅から当時の住宅史や人々の暮らしについて考えているのですが、 やはり家には人の生活が宿るものでここでどんな暮らしをしていたんだろう、とかどんな人が住んでいたんだろう、とか思いを馳せて読むとなお深みが増しますね。
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団地のはなし 彼女と団地の8つの物語 / 編著 東京R不動産
¥1,650
SOLD OUT
サイズ:四六判 ページ数:144P 出版社:青幻舎 定価:1500円+税(税込¥1650) ISBN:9784861526152 特徴のある物件だけが並ぶ、ちょっとマニアックな不動産屋「東京R不動産」。「衣」「食」に比べて選択肢が少なかった「住」に、自由な発想で様々な提案をしてきました。そんな「東京R不動産」がいま注目しているのが「団地」。 ハコが規則的に並んだような外観や、「ノスタルジック」「レトロ」といった固定されたイメージで語られることの多い団地ですが、敷地内に公園や保育園、プールや小さな商店街があったり、豊かな緑に囲まれていたりと、あまり知られていない魅力が沢山詰まっています。 本書ではその多様な世界に触れるきっかけになるような様々な物語を用意しました。 山内マリコ、松田青子による団地を舞台にした小説。 詩集が映画化されるなど注目の詩人、最果タヒによる書き下ろしの詩。 ジェーン・スー、佐々木俊尚両名による団地の可能性を考察する対談。 女優、モデルとして活躍する菊池亜希子の住まいについてのインタビュー。 その他、フォトエッセイ、漫画、フォトストーリーとビジュアルコンテンツも盛り沢山。 まさに窓の数だけストーリーがある団地のような、様々なジャンルの物語を読んで体感することでめくるめく団地ワールドに読者を誘います。 豊かな環境や地域に根ざしたコミュニティといった観点から、一部で見直しの機運も高まっている団地。これまで団地に興味を持つ機会があまりなかった人たち、特に自分らしいライフスタイルを追求する女性たちに向けて東京R不動産が贈る、珠玉の団地短編集です。 《コンテンツリスト》 ■小説 「マーリカの手記~一年の留学を終えて~」/山内マリコ ■詩 「ぼくらの心臓の間取りは」/最果タヒ ■フォトエッセイ 「巡る団地」/茂木綾子 ■対談 「共同体だからできること」/ジェーン・スー×佐々木俊尚 ■インタビュー 「間取りのあしどり」/菊池亜希子 ■小説 「向かい合わせの二つの部屋」/松田青子 ■写真 黑田菜月 ■漫画 「P」「P+6」/カシワイ ■アートワーク Noritake * □アートディレクション 大島依提亜 東京R不動産>> 独自の視点で、不動産を発見し紹介していくウェブサイト「Real Tokyo Estate / 東京R不動産」を運営。普通の不動産紹介では紹介されない、物件の隠れた魅力を掘りおこす、不動産のセレクトショップであり、不動産メディア。 「多少古くても良いので、雰囲気のある家が良い」 「バルコニーが広かったり、ちょっと庭があるような物件に住みたい」 「倉庫のようなカッコいい物件を事務所にしたい」 「一戸建てを改装して住みたい」など、 人それぞれのこだわりや嗜好にひびく物件を紹介。 ーーーーーーーーー まずは遊び心ある本の装丁がいいんですが、オムニバスのようなかたちでいろいろな視点から切り取られた「団地」が詰まっています。 人の数だけ生活がある。団地に住んでいる人、昔住んでいた人、これから住んでみたいかもという人、全然縁がない人、それぞれに楽しみ方がある懐の広さがなんかいいなと思う一冊です。