2024
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comixシリーズ「ハウツー 芝生の刈りかた How to mow the lawn」 コルシカ
¥990
サイズ:133×172mm 仕様:15ページ/リソグラフ印刷・平綴じ製本・トレーシングペーパーカバー付 印刷・製本:レトロ印刷JAM 発行:2022年5月12日発行 著者:コルシカ 発行者:池田敦(ondo) 発行所:ondo 企画グループ展「COMIX -4 short stories-」に合わせ、ondoより発行したショートストーリー漫画冊子。風合いあるリソグラフ印刷&こだわりのミシン製本も魅力的。芝生の刈り方のハウツー本として進行しつつもストーリーに引き付けられ、予期しないオチに驚かされます。 コルシカ -corsica- 東京都中野区生まれ。幼少期から中野ブロードウェイにある「まんだらけ」で漫画ばかり読んで育つ。 2010年よりイラストレーター、漫画家として活動開始。 日本デザイナー学院グラフィックデザイン科2部卒。美学校「絵と美と画と術」第七期生。 ーーーーー 芝刈り機横に備えつけておきたいくらいには芝刈りのハウツーがしっかり分かるのですが、それで終わらないのがすごいです。 誕生日プレゼントに時たま意図のわからない本の贈り物(でもなんかわたしがすきな感じのものなんですよね)をくれる友人がいるのですが、その人からもらいそうないいチョイスの本です。
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comixシリーズ「さよなら またね -京都での思い出のショートストーリー-」mig_mig
¥990
SOLD OUT
サイズ:133×172mm 仕様:15ページ/リソグラフ印刷・平綴じ製本・トレーシングペーパーカバー付 印刷・製本:レトロ印刷JAM 発行:2023年2月3日初版発行 著者:mig_mig 発行者:池田敦(ondo) 発行所:ondo 企画グループ展「COMIX2 -4 short stories-」に合わせ、ondoより発行したショートストーリー漫画冊子。風合いあるリソグラフ印刷&こだわりのミシン製本も魅力的です。初版は各限定100部を制作。留学や仕事を通して4年半過ごした京都での思い出が描かれています。建築家ならではのこだわりが伝わる建物や町の描写が魅力的です。 mig_mig イラストレーター・グラフィックデザイナー。タイ在住。京都工業繊維大学建築設計修士過程を修了後、タイに戻り、建築家として勤務。現在はフリーランスとして活動。アニメーション制作、似顔絵制作など幅広い表現を特徴に、日本への活動も広げている。 UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka 2019/ondo池田敦レビュアー賞 ーーーーー 京都、行ったことがあるとおお、と思う方もいらっしゃるかもしれません。 旅行で行くのと暮らすのって同じ土地でもまた見えるものや思うことが違っていて、これは暮らした人の目線だなあと思います。(そう書いてあるではないか) 建物や街並みの絵が好きな方にはぜひ読んでみて眺めていただきたいなと思います。
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【新装版】熊彫 〜義親さんと木彫りの熊〜
¥2,200
210mm × 165mm 80 ページ/ソフトカバー/オフセット印刷 210mm × 165mm 28 ページ/ソフトカバー/オフセット印刷 スリーブケース / 3rd Edition of 1000 Publication date: Feb 2022 2,000yen + tax published by 凹PRESS & ELVIS PRESS 北海道土産の木彫り熊=「八雲の熊彫」として最初にブランディングに成功したのが、徳川義親が支援した現在の八雲町でした。本書はそのルーツを辿るテキスト、インタビューと、柴崎重行や茂木多喜治を始めとする北海道八雲町の作家たちの作品を収録したガイドブック的一冊。本誌と別冊付録「八雲木彫り熊の作り方 復刻版」をスリーブケースに納めた新装版として再リリースしました。 単なる土産品に留まらない「八雲の熊彫」の創造性は、柴崎重行や茂木多喜治らによって命脈を保ち、現代の我々の眼を今もって驚かせてくれています。 木彫り熊たちは、ときに愛くるしく、ときに厳しい姿をみせていますが、これらを彫りあげた一工人であり一作家である彫り手たちの意志、そして、義親がどんな思いで一農民である彼らの暮らしを支えたのか。彼らの生きた時代、その思いを、このささやかな書を通して思い描いて頂ければ幸いです。 装画・題字:林青那 ーーーーー 木彫のくま、思えば祖父の家に小さい子供が跨がれそうな大きさのが一頭いたような気がする。 それくらい民芸品・お土産品としてメジャーなものな気がするし、最近は勇猛な姿に限らず愛くるしいものや静かな佇まいのものなどいろいろなくまを見かけます。 とにかく骨太の一言、目で見ても楽しいのですが、本気度がすごい。つい自分でも木を買ってきて作ってみたくなってしまうほどです。ものづくりをしている方にはぜひ手に取っていただきたいなあと思っています。
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THERIACA Yarn, Rope, Spaghetti /濱田明日香
¥2,970
サイズ:A5判変形、コデックス装 ページ数:240P 制作:torch press デザイン:T. S. ヴェンデルシュタイン 撮影:キム・ジュック 言語:日本語・英語 発行:横田株式会社 定価:2,700円+税 ISBN:978-4-908769-18-4 スパゲッティーを編んでみたら? 本やストロー、レモンネット、プラスチックバック…… 身近な素材から着想を得て広がる、ニット表現の可能性 ドイツと日本を拠点とするアーティスト/ファッションデザイナー、濱田明日香。彼女のファッション活動レーベル「THERIACA(テリアカ)」が現在取り組む、「ニット」プロジェクトが一冊のアートブックになります。『THERIACA 服のかたち/体のかたち』では私たちの身近にあふれるさまざまな「もの」のかたちを服に落とし込んだ濱田が、ここでは〈編み物〉を新たな目線でとらえ、その可能性を拡げます。 毛糸を柔軟な発想で使用したカラフルでアーティスティックな作品や、靴ひもやストロー、紙といった〈編み物〉糸以外の素材を編んで制作したユニークな作品まで、自由なイマジネーションで取り組んだ〈編む〉表現への挑戦。本書では、濱田が制作した作品のみならず、インスピレーション源や制作風景の写真のほか、アイデアノートなどを彼女のインタビューとともに収録することで、発想から実験を経てデザインに落とし込む思考のプロセスが汲み取れる構成となっています。多彩な視覚イメージを通して、〈編む〉ことの楽しさや面白さを伝えるとともに、私たちの身近な存在である〈編む〉ことの無限の創造性へと導きます。濱田が創造する実験的な試みは、世代を問わず新たなイマジネーションを喚起させる機会となるはずです。 濱田明日香/ファッションデザイナー。京都市立芸術大学、ノヴァスコシア芸術大学(カナダ)にてテキスタイルデザインを勉強後、デザイナーとしてアパレル企画に数年携わり、渡英。ファッションとパターンについて研究し、自由な発想の服作りを続けている。2014年、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション在学中に自身のレーベル「THERIACA」(テリアカ/万能解毒剤という意味の言葉)をスタート。2015年からはベルリンに拠点を移し活動を展開。ギャラリー、美術館での作品発表、ショップでの販売に加え、書籍などいろいろな方法で作品を発表してきた。著書に『かたちの服』『大きな服を着る、小さな服を着る。』『ピースワークの服』『甘い服』『かたちのニット』(文化出版局)、『THERIACA 服のかたち/体のかたち』(torch press) がある。 ーーーーーーーーー 偶然新しく出会う本もあれば、このシリーズなら次が出たら絶対欲しい、と身構えて待っている本もある。 この本はわたしにとっては後者です。 いわゆるレシピ本ではありませんが、ものを作るにあたっての考え方、素材やものの捉え方が自由でおもしろく、興味深く、はっとさせられることが多いです。制作を手掛けられているtorch pressさんの「服のかたち/体のかたち」がすきな人はぜひその後日談的な部分も含めて楽しんで欲しいし、初めて濱田さんの著作を手に取る人は逆に遡ってみて欲しいです。 装丁の妙で何ページかに一回綴っている赤い糸がちらりと見えるのもまた愛おしいです。
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てらおかなつみの絵はがき本 / てらおかなつみ
¥1,500
サイズ:148×100mm 仕様:ポストカード22枚/天糊製本・ボール表紙ベタ貼り・カバー 種類:クリーム(黄色)/あさぎ(ブルー)※絵柄は同じ 発行:2022年12月16日発行 著者:寺岡奈津美 発行者:池田敦(ondo) ブックデザイン:阪口玄信(ondoデザイン室) イラストレーター・てらおかなつみさんポストカードブック。描き下ろしのモノクロ作品を、全22種類の絵はがきにし、一冊にまとめました。本として楽しんだり、一枚一枚切りはなし絵はがきとしても使えます。クリーム色・あさぎ色の2色展開。見返しに送った人&日付の記録ページもあります。 この本を通し、あたたかくて柔らかなコミュニケーションが広がりますように。 てらおかなつみ -Natsumi Teraoka- 1993年生まれ。イラストレーター。 柔らかな線が特徴。 犬の絵、動物の絵が得意。主に音楽アーティストのCDジャケットやグッズ、本の挿絵、お菓子のパッケージ等を手がけている。 ーーーーー てらおかさんの作品集もいねむりで取り扱いさせていただいていますが、あたたかくてやさしい作品は自分で愛でるのはもちろんなのですが、誰か友人や家族ともシェアしたいような気持ちになるのでお客さんに勧める時には「本当にかわいいんですよ、涙が出ちゃいそう」みたいな話をすることもあります。 個人的にかえしのところが秀逸で、ポストカードとして送った後の記録ができるんです。どのカードをいつ誰に送ったか、どんなことを書いたのだったかなと思い出すのは自分自身もやさしい気持ちになれるようでとってもいいなと思っています。
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夢の話 / 渡邉 紘子
¥4,000
SOLD OUT
著者:渡邉紘子 発行:April Shop 発行日:2022.7.28 印刷・製本:加藤文明社/atelier gray デザイン:阿部宏史/print gallery + 守屋圭 限定400部 シリアルナンバー・著者署名入り 184x110x7mm 93ページ コデックス装 スピン・カバー・おまけ付 撮影:小俣裕祐 ※April Shopさんの本のご紹介を引用させていただきます 数年前からインスタグラムに書き溜めた夢日記をまとめました。 基本は読み物としての本なのですが、図版を挟み込んだり、文字の色を工夫したり、手作業を入れるなど、本自体が作品のような存在になるように作成しました。 【本の見どころ】 ・眠る人が描かれた名画(商用利用可能なパブリックドメイン)を使用しています。表紙はHenri Matisse(マティスさま!)、扉はKarl Joseph Aloys Agricola。 ・カバーの色は薄いグレーの厚紙にクリームソーダの色のような緑のインク。 ぜひカバーを取ってみてください。カバーの内側はまるで外側の文字や絵が反転していて、透けて見えるように思えてしまいます。本の本体の美しいコデックス装(糸で6つのページの束がまとめられています。)をご覧ください。ピンク色のスピンもポイントです。カバーにも扉にも使われている点々は打ち合わせの時に話しながら私が描いた点々を加工したもの。 ・本文も4色刷り。日によって文字の色が違う時があります。日々というのは色のように毎日違うなと思っていて、リクエストしました。(だけど、文字を4色で刷るのは印刷屋さん泣かせだったそうです。)インスタグラムにメモしていたので、絵文字を採用している部分もあります。 ・日付とハッシュタグのような(カッコ) 日付がいたずら書きのようなになっています。これはデザイナーの阿部さんと私が書いたものです。ノンブルの上にある(カッコ)は日記の中のキーワードです。ハッシュタグのような存在です。この言葉がそのまま目次に利用されています。「あとがき」はぴょんとカッコの中から出てきてしまいました。 ・ところどころに図版や手作業のページ 制作中に出た糸くず、インスタグラムに掲載した写真、貼り込みしたメモ、紙の花びら、スタンプなどなど。 ・オールシリアルナンバー&著者署名、おまけ付き おまけは表紙のマティスの絵のカードです。 ーーーーーーーーー アーティストで、AprilShopというお店でありギャラリーでもある空間を営まれている渡邉紘子さんの本をお届けいただきました。 夢のことって起きてすぐはなんとなく覚えているのに、朝もたもたしてる間にいつも忘れてしまってなんだか惜しいなあと思うことがあります。ふと午前中に渡邉さんのInstagramを見るとその日の夢のことが書いてあって、自分が忘れたことの代わりに楽しみにさせていただいています。ちょっぴりくすっと笑いたくなる時もあれば、なんとも不思議だなあと思う時もあり、そのふわふわ漂うような感覚がおもしろいなといつも思っています。 渡邉さんのご紹介文で本のつくりについては詳しく触れてあるのですが、とにかくページを捲るのが楽しいしかけに溢れています。 大事に食べたい素敵なお菓子みたいに1日ひとつずつゆっくりお話を読みたい一冊です。
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THERIACA 服のかたち/体のかたち /濱田明日香
¥2,640
SOLD OUT
サイズ:A4型 糸中綴じ ページ数:96P 出版社:torch press 定価:2400円+税(税込¥2640) ISBN:9784907562144 本書は島根県立石見美術館で開催される、ベルリンを拠点に活躍するデザイナー、濱田明日香が手がけるファッションレーベル「THERIACA(テリアカ)」初の大規模展覧会にあわせて刊行される図録です。ここでは、衣服のさまざまなあり方を探求し日々実験を重ねて来た濱田が、「ひと」から形をとって服を作るのではなく、「もの」の形と向き合い、服に落とし込んだ新作や、サイズやシルエットなど衣服の基本的な要素を濱田独自の視点で捉え直した作品が一堂に集います。 ソファやトイレットペーパーといった、私たちにとって身近な「もの」の形が衣服へと姿を変える「もののかたちの服」、一枚の布から着想を得て衣服へと変換する「ベットシーツの服」、丸や四角など幾何学的な形状を服にした「かたちの服」の3部で構成され、また濱田明日香のアイディアノートも挟み込んだ「THERIACA」初のアートブックとなります。私たちの知る「もの」でなく、また見慣れた服からも距離のある濱田の作品は、不思議な雰囲気を放ち、洗練されていながらどこかユーモラスでもあります。それらは服という言葉をイメージできる範囲を押し広げ、楽しさを提供しながら私たちに新しい服のあり方を提案してくれるのです。 ーーーーーーーーー 服が好きという人もいろいろですが、私も詳しくはないかもしれないけどかわいい服や素敵だと思う服をできるだけ着て過ごしたいと思っている方です。 ここ数年で読んだり見たりしたお洋服に関する本で一番衝撃的で、これは宝物だ、と思った本です。THERIACAのお洋服のことをまだ知らないというかたに是非見て欲しいです。
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林檎が木から落ちるとき、音が生まれる / エレナ・トゥタッチコワ
¥2,750
SOLD OUT
サイズ:A4変型 仮フランス装/フルカラー ページ数:72P 出版社:torch press 定価:¥2500+tax 『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』はエレナ・トゥタッチコワが幼少期の記憶をテーマに、ロシアの自然に囲まれて暮らす兄妹たちのかけがえのない夏の日々を、美しい風景とともに2009年から継続的に撮りためてきた作品群です。ロシアには夏の期間、祖父母が住む田舎の家や、「ダーチャ」と呼ばれる自然の家で過ごす習慣があり、寒い冬が訪れる土地で、夏という季節は特別な意味を持ちます。そして太陽が輝く夏がいつの間にか始まり去って行くように、あどけない少年少女たちも知らず知らずのうちに成長し大人になっていきます。そんなささやかな、けれど誰もが経験するであろう変化を、“林檎が落ちる音”という言葉が暗喩しています。刹那的でありながら懐かしく、記憶の奥に柔らかく触れる写真たち。国境を越えた普遍的な感性によって、清々しい一冊が生まれました。 ――林檎が木から落ちた、それだけのこと。木にいたときも誰の目にも触れず、落ちても草の中に隠れたままの小さな林檎。その音だけがいつまでも記憶に残った。アーニャが11歳になった年の夏の終わり、彼女の髪の毛が一番長く伸びた8月のことだった。(あとがきより抜粋) エレナ・トゥタッチコワ/Elena Tutatchikova 1984年、モスクワ生まれ、東京在住。モスクワでクラシック音楽や日本の歴史を学んだ後、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻で学ぶ。自然と人間の関わりや文化的現象を通じて、人間の記憶がどのように形成されるかに関心を抱き、地域のリサーチを重ねることで土地や個人の物語を採集し、写真、映像、音、テキストによるインスタレーションとして構成している。主な展覧会には、個展「After an Apple Falls From the Tree, There is a Sound」 POETIC SCAPE(東京、2015)、東京写真月間「To the Northern Shores」 MUSEE F (東京、2015)、グループ展「はじまりのしじま “In the Beginning, Silence was Always Silence”」Takuro Someya Contemporary Art (東京、2015)、茨城県北芸術祭(2016)等がある。 ーーーーーーーーー 夏のうちにご紹介したかったのでよかったなと思っています。 昨今の過酷な気候ですっかり夏の印象が変わってしまいそうですが、頭の中にある夏の軽やかさ、清々しさのようなものを甦らせてくれるような写真の作品集です。 日本でなくロシアの土地でもどこかわたしたちと似た懐かしさを感じられる風景があるのかと興味深く、なんだかちかしさを感じられる一冊です。
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寝ている醒めている / 鈴木いづみ
¥2,200
SOLD OUT
サイズ:18.2 x 12.8 cm ソフトカバー、オフセット印刷 B2サイズポスター ページ数:60ページ ¥2000+税 A town with many slopes. Shooting her own work at any places, which may or may not look like everywhere, made this collection. For her, shooting outdoors is an action blurring the boundary between art production and everyday life and is her recent life work. 坂の多い郊外のとある街。どこにでもあるようなないような、そこかしこで作品を撮影し出来上がった作品集。野外での作品撮影は作家にとって創作と日常の境界を曖昧にする行為であり、近年のライフワークにもなっている。 Izumi Suzuki 鈴木いづみ An artist. She makes drawings and installations using various materials such as cloth and paper. She also manages the brand “BEREK” of one-of-a-kind dolls and bags. アーティスト。布・紙など様々な素材を用いた絵とインスタレーションを制作。また、一点ものの人形や袋のブランド「BEBEK」での活動も行う。 ーーーーーーー 鈴木さんのことを知ったのは大好きなお洋服のブランドとのコラボレーションで。 不思議とテキスタイルに惹かれて、気がついたら今年個展まで見にいった。 不思議さもあって、日常にありふれたもの、というわけでもないのに不思議と隣に置いておきたくなるような作品だなと思っています。 外に飛び出した作品たちが本当に魅力的。考えたら展示図録的なものって屋内で撮られるものが多い気がするけれど、こんなかたちがあるんだと思わされた本です。
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『She watches films. She tastes films.』/ 土谷未央(cineca)
¥4,200
SOLD OUT
サイズ:230mm × 300mm A4変型スクラム製本・ゴム綴じ ※綴じ紐のゴムの色は異なる場合がございます ページ数:88P 出版社:aptp books 定価:税込 ¥4200 類稀な視点で、見て食べる美しいお菓子を生み出す「cineca」。 そのcinecaを主宰している菓子作家、土谷未央のはじめての著書となる本書は、WEBメディア『PERK』で連載中の「cinecaのおいしい映画」を、今の視点で隅々まで丁寧に加筆・再編集したもの。 作家が敬愛してやまない映画を、菓子を主軸としたアートワークとコラムで表現した一冊です。 土谷未央(つちや・みお) / 東京都生まれ。菓子作家、映画ファン。多摩美術大学環境デザイン学科卒業。在学中は建築やランドスケープを学ぶが、グラフィックデザイナーの職に就く。退職後、フランス菓子の基礎を学ぶために製菓学校に通い、卒業。2012年に映画をきっかけに物語性のある菓子を制作するcineca(チネカ)を創始。製菓において、日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込む手法をオリジナルのものとする。2017年頃からは企画や菓子監修、アートワーク・執筆業なども数多く手がけ、様々な活動を通して、菓子の新しい形を提案をする。 ーーーーーーーーー 夢みたいな本だなあというのが本が届いて最初の印象でした。 ゴムで綴じられていることも、大きさも、何より開いたときにパラパラと捲ると目に飛び込んでくるアートワークの鮮やかさやはじけるような楽しさ、きっと宝物にしたいと思う人がたくさんいるだろうなと思いました。 コラムもひとつひとつが興味深くて、わたしは映画に詳しいかと言われたらそうでない方なのですが、情景を思い浮かべてはなんだかいつか観てみたいと思う映画に出会うことができました。 cinecaのお菓子もいつもとてもうつくしく、ユーモアもあるんです。そちらもぜひ知ってほしいなと思っています。
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KATAOKA MERIYASU 2011-2018 / 片岡メリヤス
¥4,950
SOLD OUT
サイズ:18.2 x 12.8cm 仕様:404 pages/ Soft cover/ Offset print ISBN: 978-4-907934-36-1 出版社:DOOKS ぬいぐるみ作家、片岡メリヤスの2011年から2018年までの作品、約2500体を収録した本。可愛らしい顔をした作品とは裏腹に、力強く、自由で多彩な表現を続ける作家の変遷を、本を通してご覧いただけます。 ※ケースは紙の性質上、若干のスレがある場合がありますが、予めご了承ください。 片岡メリヤス 2011年から片岡メリヤスとして活動を開始。ぬいぐるみ・動くおもちゃ・光るおもちゃなどを制作。飾るだけではなく、遊べて愛のあるぬいぐるみを作る。オリジナルの人形劇を各地で上演。2014年末から、漫画「片岡おへんろ」を執筆。 ーーーーー 8年あったら人は変わるのは当たり前。作品にそれが出るのも自然の理と思います。 手を動かす作業をするとき、その成果物は自分の心の状態や考えていることが如実に出るものだよね、という話を先日友人としました。 本人にしかわからないこともあればパブリックなこともあると思うけれど、ずっと作品を残し続けていられることに尊敬の念を抱くと共に、可愛らしくユーモラスなぬいぐるみたちにわあっという気持ちになったり癒されたりするような一冊です。
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ひとりでいるときのあなたを見てみたい / 篠田優
¥3,850
サイズ:23.5 x 18.6 cm 仕様:80 pages/Soft cover/Offset print 本写真集は、2013年から2016年にかけて撮影された過去作から構成されています。そこには、篠田が扱うモチーフが物質的な美しさから、現在のモチーフである記憶や記録の痕跡としての壕や取り壊された美術館などへと移り変わっていく兆候をみることができます。自身の過去作を呼び起こし、自己批判も厭わない篠田の写真に対する姿勢は、矛盾をはらみながら変化を遂げる社会に向けて自身をアップデートする試みです。 Yu Shinoda|篠田優 写真家。1986年長野県出身。 明治大学 理工学研究科 建築・都市学専攻 総合芸術系 博士前期課程に在籍。 近年の展覧会として「抵抗の光学」(個展、2020年、リコーイメージングスクエア東京 / 東京)、「imshow」(グループ展、2020年、Alt_Medium / 東京)、「text」(個展、2019年、Alt_Medium / 東京)、「See / Sea 」(個展、2017年、ニコンサロン/ 東京・大阪)、「信濃美術館クロージング ネオヴィジョン新たな広がり」(グループ展、2017年、長野県信濃美術館 / 長野)などがある。 〔受賞歴〕 2013年「塩竈フォトフェスティバル写真賞」大賞 2012年「EINSTEIN PHOTO COMPETITION X2」岩瀬貞哉賞 ーーーーー はっとするような佇まいの本の中に納められた写真たち。 記憶は無形の曖昧なものだけれど、写真として有形のかたちとなったときにまた手触りが変わるなと思っています。記録として蓄積された過去のものは時々自分にとっては目を覆いたくなることもありますが(良くも悪くも)、それを隠さないこと・ありのままそういう自分もいたということ、それを踏まえて今の自分がいること、全部今はそれでいいのかなと年を重ねるごとに思います。
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話せば短くなる 原田和明のオートマタ / 原田和明 著
¥3,080
SOLD OUT
サイズ:148×210mm 並製 ページ数:144P 出版社:aptp books 定価:税込¥3080 ※画像でも確認できますが、表紙左上にややダメージがございます。読むのに差し支えありませんが元々のコンディションとしてご理解いただけますと幸いです。 日本を代表するオートマタ作家のひとり、原田和明の初のオートマタ作品集です。 オートマタとは、ヨーロッパで生まれた西洋式からくり人形のこと。 木のハンドルを回すことで動き出す想像の世界。 愛のからくり、マトリョーシカ、パンとサーカス、箸が転んでも可笑しい、テディベア、桃の声、空気の彫刻など‥‥全43作品を著者自らの言葉で解説しています。また、仕組みについてわかりやすくアイコン化したものや、著者が書き溜めてきたアイデアスケッチも収載されています。 原田和明 Harada Kazuaki 1974年 山口県生まれ。2002年よりオートマタ制作を始める。2006年よりファルマス大学大学院で現代工芸コースを専攻すると同時に、オートマタ制作の第一人者マット・スミス氏の工房でも研鑽を積む。2008年に山口県山口市に工房『二象舎』を設立、オートマタ制作やオートマタコレクション展の企画、ワークショップなどを行っている。 ーーーーーーーーー オートマタ、というのを聞き慣れない方も多いかもしれません。 自動機械というのが言葉のもともとの意味のようですが、機械人形やからくり人形のようなものもさすようです。わたしもこの本を通して初めて知りました。世の中には知らないことがたくさんある。 ちょっぴり愛嬌があってかわいらしいものにポンと添えられた一言がなんともユーモラスです。 なんだか作品に手を触れたくなってみるような気持ちになる一冊です。 この本のほかに、「話せば長くなる」の方もありますよ。
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話せば長くなる 原田和明のオートマタ/原田和明
¥1,650
SOLD OUT
サイズ:148mm × 210mm 仕様:並製本/88頁+口絵4頁 表紙:アラベール ウルトラホワイト 菊判T目111.0kg 口絵:雷鳥コート 菊版T目 62.5kg 本文:ホワイトシフォン com A判T目 56.5kg 出版社:aptp books 2019年に出版された作品集 「話せば短くなる 原田和明のオートマタ」 では語られなかった言葉を追って、 今度は長く話してもらおうと企画したのが本作。 会社員が一念発起して オートマタ作家になるまでの回想録 『オートマタ作家ができるまで』、 作品制作に対する発想や思いを語る対談 『聞けば長くなる』、オートマタ制作の工程を写真で紹介する 『オートマタができるまで』と全三章で 原田和明の作家としての一面を紹介しています。 原田和明 Harada Kazuaki 1974年 山口県生まれ。2002年よりオートマタ制作を始める。2006年よりファルマス大学大学院で現代工芸コースを専攻すると同時に、オートマタ制作の第一人者マット・スミス氏の工房でも研鑽を積む。2008年に山口県山口市に工房『二象舎』を設立、オートマタ制作やオートマタコレクション展の企画、ワークショップなどを行っている。 ーーーーーー もうひとつの「話せば短くなる」はビジュアルが多かったのですが、タイトルの通り原田さんのことばで話していくご自身の話はとても興味深く、それでいてちょっと愛嬌もあるような(作品から推察するに、というわたしの思い込みも込みで)部分も含めて端的にいうと「たのしい」一冊です。もちろん考えさせられるところも大いにあります。すきだなあ、となります。ぜひ2冊とも読んでほしいなと思っています。今「話せば短くなる」品切れちゃっているのですが(2022/6/10の時点)先にこちらを読んでもきっといいんだろうなあなどと思っています。
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MERIYASU'S DOLL HOUSE / 片岡メリヤス
¥3,960
SOLD OUT
サイズ:18.9 x 18.9 cm 仕様:108 pages/Hard cover/Offset print ISBN: 978-4-907934-48-4 出版社:DOOKS Photographs by Kenji Kagawa 香川賢志 Design by Daichi Aijima 相島大地 Cooperation Yokohama Doll Museum 横浜人形の家 Chito Nagao 長尾千斗 Takuo Ichikawa 市川拓生 横浜人形の家に収蔵されている、制作地、制作時期も異なる様々な人形100点ほどをモチーフに、片岡メリヤスがぬいぐるみを制作。同館にて片岡メリヤス創作10周年記念展を開催中。こちらの展覧会に出品されている作品100点と、元になった収蔵品100点を収録した作品集です。それぞれにコメント、クレジットも記載されており、見応え十分な内容となっています。どこか懐かしさと新しさが混在したような、不思議な佇まいの本となりました。撮影は香川賢志。 片岡メリヤス 2011年から片岡メリヤスとして活動を開始。ぬいぐるみ・動くおもちゃ・光るおもちゃなどを制作。飾るだけではなく、遊べて愛のあるぬいぐるみを作る。オリジナルの人形劇を各地で上演。2014年末から、漫画「片岡おへんろ」を執筆。 ーーーーー ぬいぐるみには魂が宿る、なんていうような気もしていますが片岡さんの目を通して人形を見つめ、噛み砕いて作られたぬいぐるみたちはどの子もちょっぴり不思議で、でもかわいらしくてつい話しかけたくなってしまうような魅力があります。 サイズ感も大きすぎず、このましかくなのが何とも良い佇まいで本当にいつもながら実物を見て手に取っていただきたいと思うつくりです。ちょっと図鑑っぽさ(アカデミックといえばそうだけど、子どもも読むようなやつ)があるのが作品集だなっていう感じがあって好きです。
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『Essential わたしの#stayhome日記 2021-2022』 / 今日マチ子
¥1,650
サイズ:B6判オールカラー ページ数:184P 出版社:rn press 定価:¥1500+tax サイン入り 2020年4月の緊急事態宣言以降、ソーシャルディスタンスが当たり前になっていく人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けている今日マチ子さん。2021年4月ー2022年4月までのイラストと日記を記録した作品集。 オリンピック、ワクチン接種など、大きく揺れた2021-2022年。普通の人の、何気ない1日を、美しい色彩で記録しています。 ーーーーーーーーー このシリーズの前作、Distanceから時が流れてマスクをつけることも手の消毒をすることも「非日常」から「日常」に変わってきたなと感じています。 明確な区切りがあったわけではないのに2019年の世界とはまるで違う世界にグラデーションのように変わっていることをふと感じる時があります。 諦めたのか慣れたのか、毎日を淡々と生きていても、こうして丁寧な記録とともに振り返る時間を時々持ちたいなと考えさせられる気がします。 イラストの柔らかで繊細な色づかいにもはっとさせられる一冊です。
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中国民衆玩具 ー日本玩具博物館コレクション(民衆藝術叢書)
¥3,850
SOLD OUT
サイズ:A5判変形 ページ数:304ページ 上製 出版社:大福書林 大地と民衆が育んだ素朴美が420点大集結! 小さな博物館の膨大な玩具コレクションの背景には、激動の時代をこえて玩具文化の灯をつなごうと尽力した人々、素朴な造形美に打たれ、調査・蒐集にのめり込んだ人々があった。 中国大陸の東北から西南へと旅して、民衆の手による素朴な玩具をひとつずつ、土地の文化慣習をひもとき紹介する図鑑。満州で蒐集された貴重なコレクション群を含む圧倒的な作品数、玩具学芸員による時代・素材・文化背景をおさえた詳細な解説、美しい造本・写真に加え、歴史に翻弄されながらも玩具を破壊と衰退から命がけで守ろうとした人々の熱い思いが伝わる愛蔵版。 ーーーーーー よく日本の民藝的な本は見かけるのですが、中国の「民衆玩具」ってあまり触れてこなかったなー、と好奇心をそそられて。 届いてみてまず圧巻の情報量。記録を残すというのは本の役割としてとても大きいと思っているのですが、これはまさに本棚に何代も残したいの域です。 同じアジア、近所といえば近所の国でもやっぱりどことなく日本とは違う手触り・風合いでそれが興味深くもある。なんでもそうですが、自分の意識の外にあるものでも、何か琴線に触れるものがあるとうつくしいとかおもしろいと感じて感激するもので、それが自分の生活とか気持ちを豊かにしてくれるのではと思っています。 大福書林さんの本はいつもそういう気づきを与えてくださる様な気がしています。
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ジブリの立体建造物展 図録〈復刻版〉 / スタジオジブリ編
¥2,970
SOLD OUT
発売日:2021/11/18 スタジオジブリ編 本体価格:2700円(+税) 仕様:A4変/並製/192ページ ISBN:978-4-908406-92-8 2014〜2018年にかけて開催された人気展覧会 「ジブリの立体建造物展」の図録が復刊! 『風の谷のナウシカ』から『思い出のマーニー』まで―― ジブリ作品に登場する、どこかに存在していそうな架空の建造物。その印象的な建物に注目し、展覧会の監修を務めた建築家・藤森照信氏による詳細解説、宮崎駿監督の文章と共に、設計の源に触れる一冊。 背景画、イメージボード、美術設定など約380点の図版を収録! ーーーーー 昔これの復刻版じゃない、最初に出た方の本があったのを知っていました。 その時買い逃してしまって本当に心の底から後悔したものです。本は欲しい時に買わないと時になくなってしまうことがあるという人生の教訓でした。 そうしたら復刻版が作られているじゃないか。救いがありますね。 さて、ジブリといえばというと、トトロという人や千と千尋という人、ポニョの人もいるかしら。幅広い年代で愛されていますが、わたし個人的にはお話しはもちろんのこと出てくる建物が好き(ちなみにたべものも大好き)です。コクリコ坂のカルチェラタンがとてつもなく印象的でどんな場面よりも見入った記憶があります。 建物の特徴から時代背景、込められた意図なども細やかに解説されていてとても読み応えがあります。そして建物だけでこんなに情報量があるのかとジブリ作品の奥行きについて思いを馳せ、呆けてしまいます。ともあれ本棚に挿して大事に読み継ぎたい一冊です。復刻してくれて本当に良かった。
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ホー・ツーニェン 百鬼夜行 / ホー・ツーニェン
¥2,750
SOLD OUT
仕様:220 x 140 mm/並製/280P テキスト:與那覇 潤、能勢陽子(豊田市美術館) デザイン:林 琢真 言語:日本語・英語 定価:2,500円+税 ISBN978-4-907562-33-5 C0071 ホー・ツーニェンは 、映像、インスタレーション 、サウンド、演劇といった多領域を横断しつつ、時に妖艶に、時にダイナミックに観る者を魅了しながら、出身地のシンガポールを軸にアジアを舞台にした作品を展開しています。豊田市美術館で開催中の「ホー・ツーニェン 百鬼夜行」展では、アニメーションを用いて、奇怪かつ滑稽な100の妖怪たちが闇を練り歩きます。そこには、第二次世界大戦中にマレー(シンガポールは1963年にマレー連邦から独立)で活動した日本人も、 妖怪たちの姿を借りて登場します。ともに「マレーの虎」の異名で呼ばれた山下奉文(ともゆき)大将と60年代のヒーロー番組「怪傑ハリマオ」のモデルになった谷豊を中心に、その周囲で暗躍した軍人やスパイ、そして当時の思想家たち。日常の裂け目から現れる妖怪は、魔に魅入られた時代を映し出すでしょう。 恐怖と好奇心で大衆の心を惹きつけてきた妖怪は、伝承と科学、自然と超自然、忘却と郷愁の間で、時代とともに揺れ動いてきました。近代以降に消えた妖怪とそれ以降に世界を席巻した戦争、そして現代の日本文化―この過去と現代が交わる地点に、複雑な日本の歴史や精神史が浮かび上がります。本展覧会図録となる本書では、100の妖怪たちを紹介するガイドであり、展覧会に込められた多様で複雑なエレメンツを読み解く書でもあります。 ホー・ツーニェン(HO TZU NYEN)/1976年シンガポール生まれ。映画作家、ヴィジュアル・アーティスト。神話の構造や歴史、伝承、物語の探究を通じて作品を制作し、ヴィデオ、執筆、演劇など様々な形式で発表する。主な個展に森美術館(2012)、ビルバオ・グッゲンハイム美術館(2015~16)、国際展に第54回ヴェネチア・ビエンナーレ(2011年)など。演劇作品はウィーン芸術週間、テアター・デア・ヴェルトなどで上演され、映画はカンヌ国際映画祭などで上映されている。 ーーーーーーーーー 妖怪ということばを聞くとどうしても和風のおどろおどろしい、水木しげる先生的なタッチの姿を想像してしまうのですが(個人差は大いにあると思います)、こんなふうにも考えられるのかという驚きと発見で「じゃあこれはどういうふうに描かれるんだろう」とついページごと見入ってしまいます。 妖怪は案外わたしたちから比較的近い年代にもいて、そうなってくるとそもそも世の中がグローバル化しているからいろんな国のエッセンスが感じられるのかな、など今までの「妖怪観」が塗り替えられるような感じも。そしてこうやって価値観や自分の頭の中にある〇〇像、のようなものについて考えることが妖怪のことに限らず、自分が生きている上で案外大切なのかもしれないなと思うのでした。
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ビームスジャパン 銘品のススメ / 鈴木修司(ビームスジャパン)
¥2,200
SOLD OUT
発売日:2021/7/19 著者: 鈴木修司(ビームスジャパン) 本体価格:2,000円(+税) 仕様:四六半変/並製/216ページ ISBN:978-4-908406-17-1 発行: スペースシャワーネットワーク 開業5周年! BEAMS JAPANが選んだ ニッポンの新しい銘品47選。 日本全国津々浦々。ビームスジャパンが味かけ5年にわたる旅で出合ってきた47都道府県を厳選してご紹介。モノ自体の紹介はもちろんのこと、生産背景や作られた場所の歴史や地域性にもフォーカス。ビームスジャパンの名物バイヤーがモノと人との出合いを語り尽くす、痛快エッセイです。 ■ABOUT 日本のカルチャーを国内外に発信する、ビームスジャパン 日本をキーワードに、衣食住を横断する幅広いカテゴリーのコンテンツをキュレーション。日本の面白さを国内外に向け発信する拠点として、2016年にオープンした「ビームス ジャパン」。日本を代表するセレクトショップ、「ビームス」が培ってきた感性や探究心をもとに、伝統的な縁起物から、ウィットに富んだ日用品、思わず微笑んでしまうユニークなアイテムまで、全国各地で作り出されたプロダクトの中から世界に誇れる逸品を紹介しています。 ■CONTENTS 銘品との出合いには、忘れられないエピソードがある。 民藝から実用的なプロダクトまで、年代や様式にとらわれない独自の審美眼によるセレクトも魅力です。 ボッコ靴(青森県・黒岩市)べこ太郎べこ(福島県・耶麻郡)益子焼柿釉皿(栃木県・益子町)ゴールドキューピー(東京都・葛飾区)瀬戸焼まねき猫(愛知県・瀬戸市)信楽焼たぬき(滋賀県・信楽町)宮島杓子(広島県・広島市)蛸壺(山口県・防府市)花手箱(熊本県・人吉市)木刀(宮崎県・都城市)うめーし(沖縄県・那覇市)etc.…… ーーーーー 職業柄バイヤーさんと接することが多いんですが、本当にいろいろなものをよく見て、どこからそんなものやことを知っているんだろうと感心することが多々あります。 なんでもよく知っていて知識豊富なことが偉くてそれがすべてなのかっていうと違う気はするのですが、個人的にはそれがなんであれ「ああそれはね、」と物事について教えてもらうのはとても楽しいと思っている方です。 現場に足を踏み入れてきたからこそわかること、けれどメーカーの人(ここでは実際に手を動かしてものを作ることに携わっている人という感じのニュアンスだと思ってもらえたら)の視点とまた別の角度から描かれたことに興味が湧く一冊です。
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This is Sports / 田口美早紀
¥1,430
SOLD OUT
サイズ:128×182mm ソフトカバー 出版社:ELVIS PRESS ページ数:156ページ 定価:本体 ¥1300+税(税込¥1430) 雑誌、書籍の挿画などで活躍中の大阪在住のイラストレーター、田口美早紀(おたぐち)の作品集。 本作は、タイトル通り、スポーツがテーマ。バスケットボール、サッカー、陸上、プロレスなどのシーンを、軽く二度見してしまうようなユーモラスなキャラクターたちで描いたスポーツ図鑑的1冊。 田口美早紀 Misaki Taguchi プロフィール 静岡県浜北市出身。大阪府大阪市在住。 不器用だけど愛のある感じのものを好みながら細い線でイラストを描いたり、手描きのアニメーションを作ったり、やわらかい立体物を作ったりしています。 ーーーーーーーーー オリンピックを手放しで楽しめなかったなーと残念に思っているくらいにはスポーツ観戦がすきです。スポーツ嫌いな人もいると思うけれど、この本に出てくるキャラクターたちの表情を見ていると、なんか観てみてもいいかもしれないな・・となるような気がしてなりません。
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We Are Animals. / 田口美早紀
¥1,430
SOLD OUT
サイズ:128×182mm ソフトカバー 出版社:ELVIS PRESS ページ数:144ページ 定価:本体 ¥1300+税(税込¥1430) 雑誌、書籍の挿画などで活躍中の大阪在住のイラストレーター、田口美早紀(おたぐち)の作品集。 本作は、動物たちのユニークな習性や、伝説、伝承、ことわざなどをユーモアを交えてゆるやかに描いた、偏愛動物図鑑的1冊。 田口美早紀 Misaki Taguchi イラストレーター、 静岡県浜松市出身 大阪府大阪市在住 。軽く二度見してもらえるような、不器用だけど愛がある、 といった感じのものをお届けしたいと思いながらイラストを描いたりしています 。気まぐれに(漫画を描くときなど)おたぐちの名前で活動。作品集「This is Sports.」(ELVIS PRESS/2015) ーーーーーーーーー シュールで愛らしい動物がたくさん登場。動物の名前や姿にそこなんだ・・(もちろん良い意味)という生態などについての解説がひとこと添えられている。 ちょっとだけ動物に詳しくなれる気がするのでじっくり読んでみるのが良いかも。
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つかの間の道 / 宮﨑玲奈
¥2,200
いなくなった親友にそっくりの ヒサダさんに出会うカップル 夫がいなくなり、姪と暮らしている女、 近所に住むおばさん 日常が歪んでいく、女の子ふたりの遠出 もう居ないはずの誰かに、 目の前にいる誰かが重なり、 今いる場所に、 かつていた場所が重なっていく、 都市生活者冒険譚 日常の言葉から作られた戯曲集。 会話を繰り返しすすむ日常(物語)には、 始まりも終わりもない、とも言えるかもしれない。 そんな戯曲を、 どの場面からも切り取ることができる ぺりぺりと剥がれやすい製本で仕立てました。 作者 宮﨑玲奈 印刷 藤原印刷株式会社 編集 稲垣佳乃子、熊谷麻那 装丁 古本実加 発行 さりげなく 定価:本体 ¥2000+税(税込¥2200) ーーーーーーーーーー 真正面から読んでもいいし、ペリペリと剥がして組み立てても、ばらしてもいい。 なんかもったいないような気もするけど、とにかく読み手に委ねられたいろいろな楽しみ方を考えられるだけやってみるというのもいいと思う。 個人的には保存用と改造(?)用の2冊欲しいです。なんならペリペリした断片を誰かに宛てるとかいうことまでしてみたい。
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おうちの動物たち / 植田楽
¥1,980
作家・植田楽さんの展示に合わせて刊行。 ひらくさんがつくる動物たちは 紙とセロテープでできています。 ひらくさんの手から離れたあとは、 とある人のおうちで生活しています。 そんな息づく動物たちの生活を 覗き見する一冊です。 作品に合わせ 紙とセロテープで一冊一冊 製本しています。 動物 植田楽 写真 徳永陽介 編集 稲垣佳乃子 装丁 古本実加 発行 さりげなく 定価:本体 ¥1800+税(税込¥1980) ーーーーーーーーーー ものを作ってそれを展示したとか、撮影したとかそういうことはある種よくあることでもあるけれど、作品が人の手に渡ってその後、というのはたしかに気になるはずなのにあんまりフィーチャーされないことかもしれないと思った。 動物たちがあたらしい「おうち」でどう暮らすかということは、作り手の手を離れてこれまたあたらしい「在り方」みたいなものを見出すことにもなるかもしれない。 この本も背表紙にセロテープと紙が。どう楽しむかも含めてこの本すら作品ですね。
