2024
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wrapping paper/奥川純一 著
¥1,980
SOLD OUT
サイズ:A5縦 4c ページ数:224P フォトグラファー・奥川純一さんの最新刊です。 ○奥川さんのホームページから 好きなページがあったら、ちぎって壁に貼ってもいいし、ちょっとした贈り物を包むのもいいし… 読むだけでなくそんな風に活用してもいいように、紙も含め普段使いのようなラフな雰囲気を感じる写真集にしてみました。いわゆる写真集とはちょっと違う考え方かもしれません。 もちろん、そのままの状態で楽しみ続けてもらえたらそれはそれはなんとも嬉しいです。 紙や装丁はコンセプトに合わせて長野県は松本にあります藤原印刷さんのご提案で、表紙はボール紙、本編はザラ紙や包装紙(表面はツルツルで裏はザラザラ)など5種類の紙を使うことにし、通常の写真集のように写真の色をオリジナルに忠実に再現するということではなく紙の雰囲気に合わせる仕上げにしていただきました。 写真自体を楽しみながら紙の手触りなど本としても楽しめるという感じになってると思います。 ーーーーーーーーーー 最新刊ということで奥川さんのSNSで拝見してから届くまで、クリスマス前かな、みたいな感じで楽しみにしておりました。 今回は紙の質感にも工夫があったり、包み紙にもなりそう、というコメントがありましたがこの本を破くのはとてもどころじゃないくらいためらいがある・・・というくらい素敵な写真ばかりなんです。 でも何かの時に友人にこの中に載っている写真で物を包んで渡したいと思うことも絶対にあるだろうなとも同時に思うのです。2冊欲しい。1冊は自分用、そしてもう1冊は破かずそのまま贈り物にしたい。これに尽きます。そして触って何回も何回も見て楽しんで欲しいです。
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はつなつみずうみ分光器 after 2000 現代短歌クロニクル / 瀬戸夏子 著
¥2,420
サイズ:四六判 並製 ページ数:258P 出版社:左右社 ISBN:9784865280326 価格:本体¥2200+税(税込¥2420) 穂村弘、枡野浩一、東直子らが次々に歌集を刊行し、現代短歌の21世紀は幕を開けた──。 ネットや同人誌の隆盛を背景に、多彩な才能が活躍し、熱くきらめきつづけた20年間。 評論や小説でも注目される歌人・瀬戸夏子が選んだ、時代を刻んだ55の読むべき歌集でたどる最先端短歌ガイドにして、待望の現代短歌クロニクル。 2000年以降に刊行された重要な歌集の意味・面白さ・読みどころを紹介、加えて代表歌10首を選び出しました。また「ニューウェーブ」「ポストニューウェーブ」など、今日の現代短歌史のキーワードをコラムで論じます。 穂村弘以降、必読の若手現代歌人を徹底紹介したベストセラー・アンソロジー『桜前線開架宣言 Born after 1970現代短歌日本代表』の姉妹編となるマスト・バイ・アンソロジーがついに登場! 瀬戸夏子(せと・なつこ) 歌人。1985年生まれ。歌集『そのなかに心臓をつくって住みなさい』『かわいい海とかわいくない海end.』のほか、 『現実のクリストファー・ロビン 瀬戶夏子ノート2009-2017』『白手紙紀行』がある。 ーーーーーーーー 短歌っていいよね、と思っている方は言わずもがな、なんだか気になるけどいきなり歌集は敷居が高いな、という方にはぜひおすすめしたい。 深掘りするためには最初に小さいシャベルでひと掻きしてみないといけない。キラキラする砂粒を見つけたならあとは掘りすすめるばかりですよ。
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20 Postcards POOL /平野太呂 著
¥1,100
SOLD OUT
サイズ:通常ハガキサイズ(150×105mm)/ポストカード20枚 出版社:リトル・モア ISBN: 9784898154014 定価:本体 ¥1000+税(税込¥1100) NO TRESPASSING! 立入禁止のむこうに 誰も使わなくなった干からびたプールに、スケーターたちが忍びこむ。 カリフォルニアの白い光のもと、彼らは丸い底を波に見立てて滑り始めた。 荒廃した風景は、美しく、悲しい。 現在入手困難な、幻のデビュー写真集、ふたたび。 Based on 『POOL』('05) = = = = = 「大切だけど、あの人に、あげよう。」 〈リトルモア ポストカード ブック〉シリーズ第3弾! コンパクトなサイズに美しい世界がぎゅっと詰まったアートブックの新シリーズ〈リトルモア ポストカード ブック〉より、シリーズ第3弾、4タイトルの発売です。 既刊の名作写真集・画集からの選りすぐりと、本シリーズオリジナル作品で構成する文庫本のようにハンディな作品集! もちろん、1枚ずつ切り離せば、素敵なポストカードに。 あの人にはどの絵柄を贈ろうか、迷うのも楽しい。 あなたの日常の空間に1枚、そっと飾ってみるのもいい。 小さくて、楽しみいっぱいのシリーズです。 ーーーーーーーーー 写真集をポータブルにしたようなシリーズから。 プールってこんなにストリート感と荒廃感が融合するものなんだ、と思いました。いつもいわゆる「生きている」プールしか見ないからでしょうか。 本として楽しんでもいいし、はがきとして一枚一枚誰かに送ってもいいし、部屋に飾ってもいい。
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20 Postcards うたたね・花火/川内倫子 著
¥1,100
SOLD OUT
サイズ:通常ハガキサイズ(150×105mm)/ポストカード20枚 出版社:リトル・モア ISBN: 9784898153611 定価:本体 ¥1000+税(税込¥1100) 身の回りのドラマチック なにげない風景、見落としてしまいそうな草花、小さな生命に宿る生と死。 火薬の炸裂が夜空に描く、またたく間の美。 国際的に活躍する写真家のはじまりのイメージ。 同時刊行され、第27回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真集『うたたね』『花火』('01)からセレクト。 自分の日常を見つめ直したくなる20枚。 = = = = = 「大切だけど、あの人に、あげよう。」 〈リトルモア ポストカード ブック〉創刊! コンパクトなサイズに美しい世界がぎゅっと詰まった、アートブックの新シリーズ〈リトルモア ポストカード ブック〉の創刊です。 これまでリトルモアが手がけた写真集・画集から、まずは伝説の4冊が、形を変えて登場します。 文庫本のようにハンディな作品集として、あなたの本棚に加えてください。 もちろん、1枚ずつ切り離せば、素敵なポストカードに。 あの人にはどの絵柄を贈ろうか、迷うのも楽しい。 あなたの日常の空間に1枚、そっと飾ってみるのもいい。 小さくて、楽しみいっぱいのシリーズです。 ーーーーーーーーー 写真集をポータブルにしたようなシリーズから。 川内さんの写真ってやさしいとかかわいいでは言葉が足りない。どこかに強い拍動が感じられます。 本として楽しんでもいいし、はがきとして一枚一枚誰かに送ってもいいし、部屋に飾ってもいい。
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20 Postcards ロードムーヴィ/髙橋恭司 著
¥1,100
SOLD OUT
サイズ:通常ハガキサイズ(150×105mm)/ポストカード20枚 出版社:リトル・モア ISBN: 9784898153598 定価:本体 ¥1000+税(税込¥1100) 美しいデッドエンド 90年、冷戦終了直後の旧ソ連・ウラジオストクとアメリカ・メンフィス。 世紀末の土地は儚く悲しげ、そして、うっとりするよう。 「ニューカラー」 という目新しい言葉で迎えられた作品は、時代の流れを軽やかにかわし、今もフロントラインに立ち続けている。 これを送られたら、きっとシビれます。 Based on 『ROAD MOVIE』('95) = = = = = 「大切だけど、あの人に、あげよう。」 〈リトルモア ポストカード ブック〉創刊! コンパクトなサイズに美しい世界がぎゅっと詰まった、アートブックの新シリーズ〈リトルモア ポストカード ブック〉の創刊です。 これまでリトルモアが手がけた写真集・画集から、まずは伝説の4冊が、形を変えて登場します。 文庫本のようにハンディな作品集として、あなたの本棚に加えてください。 もちろん、1枚ずつ切り離せば、素敵なポストカードに。 あの人にはどの絵柄を贈ろうか、迷うのも楽しい。 あなたの日常の空間に1枚、そっと飾ってみるのもいい。 小さくて、楽しみいっぱいのシリーズです。 ーーーーーーーーー 写真集をポータブルにしたようなシリーズから。 色彩が時代と地域を感じさせる写真です。つめたくて儚くてこの世の果てのよう。 本として楽しんでもいいし、はがきとして一枚一枚誰かに送ってもいいし、部屋に飾ってもいい。
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現代短歌クラシックス06「微熱体」/ 千葉聡 著
¥1,650
サイズ:四六判変形 並製 出版社:書肆侃侃房 ページ数:136ページ ISBN:9784863854635 定価:本体 ¥1500+税(税込¥1650) 高校教師「ちばさと」が贈る青春歌集、待望の復刊! 多感な高校生の心を31文字に託して謳う。この歌集のどこかにきっと、等身大のあなたが散りばめられているに違いない。 【収録歌より】 だぶだぶの闇をたたんでゆく波の音が二人に染みこんで、朝 明日(あす)消えてゆく詩のように抱き合った非常階段から夏になる よく揺れるピアノの譜面台に棲(す)む傷も光もぬるい液体 【著者プロフィール】 千葉 聡(ちば・さとし) 1968年、神奈川県生まれ。高校教諭。 1998年、第41回短歌研究新人賞受賞。歌集に『飛び跳ねる教室』『今日の放課後、短歌部へ!』『短歌は最強アイテム』『グラウンドを駆けるモーツァルト』、小説に『90秒の別世界』、共編著に『短歌タイムカプセル』、編著に『短歌研究ジュニア はじめて出会う短歌100』などがある。歌人集団「かばん」会員。國學院大學、日本女子大学の兼任講師。 ーーーーーーーーーー 昔の自分が読んでたら泣いていたかもなぁというなんともセンチメンタルな気持ちにさせられた歌集です。今はそんなことを思って鼻の奥がツンとする感じです。これは加齢ですかね。 もとは2000年に刊行されていた歌集なのですが、20年以上前の歌集と思えませんでした。学生生活の瑞々しさ、悩みや葛藤などもとても共感でき、爽やかさもある。 若者らしさがことばの端々に感じられる、かつて若者だった時をどこか懐かしむことができる一冊です。
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Distance わたしの#stayhome日記/今日マチ子 著
¥1,650
サイズ:182mm × 128mm 出版社:rn press ページ数:192ページ ISBN: 9784910422022 定価:本体 ¥1500+税(税込¥1650) 2020年4月の緊急事態宣言以降、ソーシャルディスタンスが当たり前になっていく人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けた今日マチ子さん。頑張る人にそっと寄り添うような視点で描かれた一冊です。 漫画家・今日マチ子さんの想いが詰まった1年間の日記のような作品集。 今日マチ子【著】 東京都出身。東京藝術大学、セツ・モードセミナー卒。自身のブログで、ほぼ毎日更新している1ページのショートマンガ『センネン画報』が単行本化され注目を集める。2005年に第1回「ほぼ日マンガ大賞」入選。2006年と2007年に『センネン画報』が文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に2年連続で選出。2010年に『cocoon 』、2013年に『アノネ、』がそれぞれ、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で 日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞。その他の作品に『みかこさん』『かことみらい』『U』『5つ数えれば君の夢』など多数。 ーーーーーーーーー コロナということばにここまで翻弄されることになるとは数年前なら一つも考えられなかった。 楽しいことより大変なことが多いなと感じてしまうけれど、そんな中でも変化しながらそれぞれのかたちでみんな暮らしているということを考えさせられる一冊。決して重苦しくはなく、この一年の毎日に寄り添ってくれるような日記です。
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こんにちは / 谷川俊太郎 著
¥1,980
SOLD OUT
サイズ:B6 上製 出版社:ナナロク社 ページ数:190ページ ISBN: 9784904292792 定価:本体 ¥1800+税(税込¥1980) 写真 川島小鳥、森栄喜、谷川俊太郎 対談 小山田圭吾(コーネリアス) 挟み込み冊子写真 齋藤陽道 詩人・谷川俊太郎が 書いた。撮った。撮られた。詠んだ。話した。訊いた。答えた。 谷川さんの詩心と暮らしにふれる、ちいさな本。 【本書の6つ】 1:名作・新作詩22篇 2:俳号、〈俊水〉。 国民詩人が俳句に挑んだ、初公開の二十句 3:身近におかれた愛する小物たちを谷川さんが撮影、紹介します。 4:写真家・川島小鳥さんが6年にわたり撮影した、地元・阿佐ヶ谷、北軽井沢、そして佐渡の谷川さん。 5:小山田圭吾さんと谷川さんのご自宅にて、30数年ぶりの再会対談です。10代の小山田少年との出会いとは? 佐野洋子さんの思い出も語り合います。 6:谷川俊太郎から「3.3の質問」/回答者 全17名 阿川佐和子、浅野いにお、荒木経惟、いとうせいこう、神田松之丞、菊地成孔、最果タヒ、柴田元幸、春風亭一之輔、谷川賢作、又吉直樹、松本大洋、みうらじゅん、皆川明、山下洋輔、ロバート キャンベル、谷川俊太郎 全17名 ーーーーーーー 教科書から触れてきた身近な詩人である谷川俊太郎さん。 詩そのものだけ知っているけれど、という方にこそおすすめしたい。 なんでもそうですが、背景にあることのピースを拾い上げてみると急にその対象が身近に感じられたり、もっと知りたいとか感じ方が変わったりするものです。谷川さんの人となりに触れられる一冊です。
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金曜日の川柳/樋口由紀子 編著
¥1,760
サイズ:四六判変形 並製 ページ数:360P 出版社:左右社 ISBN:9784865282689 価格:本体¥1600+税(税込¥1760) どうして、こんなことをわざわざ書くんだろう。 川柳の三要素「穿ち」「軽み」「おかしみ」と、その先へつながる新時代のアンソロジー誕生! 川柳作家の樋口由紀子が時代や流派を超えて読み解いた、珠玉の333句。 川柳入門に最適な一冊。 川柳は俳句と形は同じですが、なにかが違います。詩形のなかに求めるものの差異です。川柳は一見わかりやすい文芸ですが、意味を追いかけていくと「なぜ?」という疑問に突き当たるものもあります。また、「どうして、こんなことが気になるのだろう」「どうして、こんなことをわざわざ書くのだろう」と戸惑われるかもしれません。それは「はぐらかし」や「ずらし」など、川柳特有の了承や着地の仕方によるものです。そこを楽しんでいただけたらと思います。(「あとがき」より) ❖目次 月曜日の川柳 今日もおろおろと/金魚の出番/雨はどこにでも/心の揺れ/歯医者と眼鏡屋 火曜日の川柳 自転車を停めて/不思議な街/今のふたり/生きるとは/自分を保つ 水曜日の川柳 テレビで見ます/すったもんだ/ニャーと鳴くだけ/老いゆくよ/酒の肴に 木曜日の川柳 輪郭をつかまえる/転がったところ/母と並んで/傷つきやすさ/家の灯り 金曜日の川柳 妖精と酢豚/妻の才能/旅に出る/記憶の夕焼け/まっすぐ夜になれ あとがき 解説 西原天気 作者別索引 <収録句より> 月曜日 楽しいに決まっているさ曲がり角 髙瀬霜石 火曜日 世界からサランラップが剝がせない 川合大祐 水曜日 ご公儀へ一万匹の鱏(えい)連れて 筒井祥文 木曜日 開脚の踵にあたるお母さま なかはられいこ 金曜日 妖精は酢豚に似ている絶対似ている 石田柊馬 樋口由紀子(ひぐち・ゆきこ) 1953年大阪府生まれ。姫路市在住。「晴」編集発行人。「豈」「トイ」同人。句集に『ゆうるりと』『容顔』『セレクション柳人13 樋口由紀子集』『めるくまーる』。エッセイ集『川柳×薔薇』のほか、共著に『現代川柳の精鋭たち』『セレクション柳論』がある。 ーーーーーーーー 一回読んで、「?」となる。でもなんだかくすっと笑ってしまう。 ことばのおかしみなのか、言い回しの軽妙さなのか、場面の情景がおもしろいのか、はたまたわからない・意味不明ということがなんだかおかしいのか。 そういうユーモアがあるところがすきです。それから、本文のレイアウトがすきです。
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水中で口笛/工藤玲音 著
¥1,870
サイズ:四六判 上製 ページ数:208P 出版社:左右社 ISBN:9784865280241 価格:本体¥1700+税(税込¥1870) くどうれいん、待望の第一歌集刊行! 「くどうれいん」名義で『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』などのエッセイや小説作品『氷柱の声』など、作家として活躍する著者、待望の第一歌集。 天性のあかるさとポエジーをあわせ持つ歌の数々は、まるで光そのもののように読み手を照らし出す。16歳の時より書き続けてきた短歌作品から、厳選316首を収録。 工藤玲音(くどう・れいん) 一九九四年生まれ。岩手県盛岡市出身。 著書に『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)、『うたうおばけ』(書肆侃侃房)。 ーーーーーーーー 静かな明るさがあることばがすきらしい、といねむりの仕事を始めて気がついた。 この歌集の中に入っている歌はそんな空気感を纏ったものばかりで、元気な時も疲れてそうはいかない時も寄り添ってくれることばがたくさん詰まっている。
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『intimacy』/森栄喜
¥4,180
SOLD OUT
サイズ:A4判変型 上製 出版社:ナナロク社 ページ数:264ページ ISBN: 9784904292396 定価:本体 ¥3800+税(税込¥4180) 装丁:森大志郎 一秒一秒が愛おしい 夏から新しい夏へ、 一年間の記録。 ただ空気と、その中に。 何気ない日常を切り取る この絶対の孤独と、この狂気は なんだ……. ―山本 耀司(ファッションデザイナー) 、帯文より 森栄喜の写真たちに潜在し 変容する「退屈さ」の充実した時間を、これまで誰が、 これほどの率直さと洗練において写真に撮りえただろうか。 ここには、かけがえのないまばゆい生の一瞬が息づいている。 ―新城郁夫(琉球大学教授)、巻末論考より 〔プロフィール〕 森栄喜(もり・えいき) 1976年石川県生まれ。パーソンズ美術大学写真学科卒業。著書に『Crows and Pearls』(edition.nord)、『tokyo boy alone』(レボリューション・スター・パブリッシング)ほか、仲間と共に男についてのフォトジン「OSSU」を発行している。本書『intimacy』にて第39回木村伊兵衛写真賞受賞。 現在、雑誌「ViVi」にて、ジャンルを問わずいま注目の男性を撮影していく「tokyo boy cam」を連載中。 ーーーーーーー とても素敵な写真を撮る友人が森さんの写真が好きだと言っていた。 興味を持ったのでこの写真集についてちょっと調べた。男性同士のカップルの日常と書いてしまうとすごく薄っぺらくて嫌になるが、端的にいうとそういうことである。でも何はともあれ人間の日常のふとした瞬間って時折何にも替え難くうつくしいとかいとおしいと思えるものだよなと思うのです。
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リバー・ワールド/川合大祐 著
¥1,980
サイズ:四六判 並製 出版社:書肆侃侃房 ページ数:368ページ ISBN:9784863854536 定価:本体 ¥1800+税(税込¥1980) 装丁:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ) トマト屋がトマトを売っている 泣けよ ポスト現代川柳を牽引する川柳人による、怒涛の1001句。 『はじめまして現代川柳』でも注目される著者の第二句集。 川合大祐が溢れんばかりに繰り出す作品によって僕は「現代川柳」を知った。 ここで歌われているのは距離だ、と僕は思う。 異質なものを距離を超えてつなげるのではなく、距離そのものを結晶にし、つながらないものたちがそれでも一個の出来事になるのだ。 ────千葉雅也 ーーーーーーーーーー 表紙の赤の鮮烈さに負けない、それよりもひりつくようなことばばかりだった。 勢いとエネルギーをひたすらぶつけられるような感覚にもなる。どこか他人事でどこか自分ごと。 とにかく読んで感じて欲しいと思った一冊です。
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句集 不純 / 著者:山田耕司 編者:佐藤文香
¥1,650
サイズ:四六判 上製 ページ数:135P 出版社:左右社 ISBN:9784865282061 価格:本体¥1500+税(税込¥1650) 俳人佐藤文香プロデュース。 山田耕司の第二句集。 変でポップな重低音が秀でた言葉に響く。 現代重要の俳人の最新句集は、 インパクト大にしてマイペースなリズムを刻む。 かつて、小林恭二『実用 青春俳句講座』(ちくま文庫)に最年少で参加した天才青年・山田耕司の第二句集! 一度は俳句から離れていた山田だが、2011年『超新撰21』(邑書林)でふたたび注目され、昨年刊行されたアンソロジー『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』(左右社)では、〈かわいい〉若手俳人の読み解き実況を担当した。今一番脂の乗った俳句作家の一人である。 『不純』から、今日の気分で十句挙げてみよう。 ロー石の線路の果てのおはぎもち 面影に天ぷらそばを持たせけり 輪投げの輪かぶりて春を惜しむなり 眼の球はぬれつつ裸ふきのたう 脱がせあふ服は迷彩ほととぎす みつ豆の叱る側だけ泣きながら まほろばや手なりに馴らす灰に沖 焚き火より手が出てをりぬ火に戻す 絵日傘の遺品となるは今日ならず 菜の花や地下に便座のあたたまり 滲み出すユーモアが、練れた文体のなかで踊る。BLあり怪談あり、とにかく読み物として面白い。山田の代表作といえば〈少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ〉だが、それに勝るインパクトの作品が満載だ。構成は佐藤文香が担当し、デザインは松田行正氏、表紙は山口晃氏にお願いした。(佐藤文香) 山田耕司(やまだ・こうじ) 1967年生 群馬県桐生市在住 俳句同人誌「円錐」編集人 佐藤文香(さとう・あやか) 1985年兵庫県生まれ。池田澄子に師事。第2 回芝不器男俳句新人賞にて対馬康子奨励賞受賞。句集『海藻標本』(宗左近俳句大賞受賞)、『君に目があり見開かれ』、編著『俳句を遊べ!』、『天の川銀河発電所 Born after1968 現代俳句ガイドブック』など。 ※表紙に汚れがあるため(主に裏表紙)無条件で送料無料としています ーーーーーーーーーー 正直に申し上げますがジャケ買いならぬジャケ仕入れの一冊です。 山口晃さんのファンなので表紙を見た時に、何も知らなかったのですが「これは山口さんの作品では?」と思いました。まぁ、そうなんですけど。 届いて中を少し拝読しました。不純というタイトルがあまりにぴったりで、生々しさと爽快感が隣り合わせというか、なんともおもしろい句が並んでおりました。ああ自分でも欲しい。
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句集 また明日 / 太田うさぎ 著
¥2,530
サイズ:四六判変形 四六判変形 ページ数:176P 出版社:左右社 ISBN:9784865282764 価格:本体¥2300+税(税込¥2530) 俳句を作ることと服を着ることは似ている。(「あとがき」より) 飄々とした詠みぶりに定評のある太田うさぎが四半世紀の句歴を経て刊行する、待望の第一句集!〈葉生姜や雨は都を洗ひ上げ〉から〈ラグビーの主に尻見てゐる感じ〉まで、厳選300句を収録。 太田うさぎ(おおた・うさぎ) 一九六三年 東京生まれ 一九九七年 俳句同人誌「や」入会(二〇〇五年退会) 二〇〇〇年 「豆の木」同人 二〇〇六年 「雷魚」同人(二〇一四年終刊) 二〇一五年 「なんぢや」同人 二〇一九年 「街」入会 二〇一〇年、二〇一四年「豆の木」賞受賞 現代俳句協会会員 ーーーーーーーーーー おぼろげな記憶なのですが、季語って考えたら増えているよね、みたいなことで新しい季語について書かれたサイトを見たことがあるような気がします。(これが夢だったらわたしの想像力たるや)例えば「グラタン」は冬の季語、のような。そんなふうに日々更新されていく気持ちをも包み込んでくれるような句集です。
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class X / いとうひでみ 著
¥1,760
サイズ:A5判変型 並製 ページ数:200P 出版社:左右社 ISBN:9784865282641 価格:本体¥1600+税(税込¥1760) 大注目のイラストレーター・いとうひでみの面白さを100%濃縮。 ガールズ・ミーツ・超能力。規格外のデビュー作が誕生!!! PARCOイベントのキービジュアル、雑誌や書籍、CDジャケットのアートワークなど、幅広く活躍するイラストレーターいとうひでみ。以前より独自のテーマとし取り組んできた「超能力」と「少女」の世界を描き下ろしで漫画化した一冊。シュールでロマンチックな表現と加速する展開に目が離せない。 [story] スプーン曲げ、空中浮遊、念力スカートめくり…… 少女しか存在しない学校で彼女たちは超能力を学ぶ。 ある日、黒髪の転校生がやってきて彼女たちの日常は微かに軋みはじめる。 転校生はいったい誰なのか? ここは一体どこなのか? いとうひでみ イラストレーター。書籍装画、CDジャケットアートワークやイベント用キービジュアルなどを担当すると同時に、少女や超能力のモチーフを中心に、ゆるくシュールなオリジナル作品を発表している。第192回チョイス入選。第13回TIS公募入選。 ーーーーーーーーーー なんかこんな世界だったら自分もいそうかも。と思える。 超能力という響きって、「またまた」という気持ちにもなれば「ちょっと気になる」とも思う不思議な言葉で。あったらいいなという願望が自分の中にあるんだろうなと思わされます。 やさしいタッチながらちょっとシュールないとうさんの絵をたっぷり楽しめる一冊です。
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天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック / 佐藤文香 編著
¥2,420
サイズ:四六判 並製 ページ数:224P 出版社:左右社 ISBN:9784865281804 価格:本体¥2200+税(税込¥2420) 1968年以降に生まれた、いま最もイケてる作家による現代俳句アンソロジー! 自身も気鋭の若手俳人である佐藤文香が撰者となり、【おもしろい】【かっこいい】【かわいい】の章ごとに18人ずつ計54人の作品から選句。頼れる俳句の先輩・上田信治、小川軽舟、山田耕司と対談した「読み解き実況」も掲載しています。 季語があって5・7・5なのに、なんでこんなに自由なの? 季語がなくて5・7・5じゃないのに、こんなになんで俳句なの? すごい、これが今の俳句か! 若々しく伸びやかで、花鳥諷詠にとどまらない題材のバリエーションをもち、切なかったり笑えたり、俳句に詳しくない人でも楽しめる新しい俳句を、結社の枠をこえて集めてみました。 初めて俳句に触れる人も、すでに俳句に親しんでいる人も、ぜひ、本書のなかから好きな作品を探してみてください。 俳句の世界へようこそ。俳句は俳句をやってる人にしかわからない、そうでしょうか。そのジャンルについて全然知らなくても、本当に面白いものに出会えば、興奮しませんか。願わくはこの本で、今のあなたにとって最高の一句に出会ってほしい。(「まえがき」より) 佐藤文香(さとう・あやか) 1985年兵庫県生まれ。池田澄子に師事。第2回芝不器男俳句新人賞にて対馬康子奨励賞受賞。アキヤマ香「ぼくらの17-ON!」①〜④(双葉社)の俳句協力。句集『海藻標本』(宗左近俳句大賞受賞)、『君に目があり見開かれ』。詩集『新しい音楽をおしえて』。共著『新撰21』、編著『俳句を遊べ!』、『大人になるまでに読みたい15歳の短歌・俳句・川柳②生と夢』。 ーーーーーーーーーー おもしろい・かっこいい・かわいい どれも褒め言葉だけれどニュアンスが違う。どう違うかをことばにして説明するのは難しいけれども、きっと読んだら自分なりに分類できるかもしれない。あるいはまったく他のことばに分類したくなるかもしれない。
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狂狗集 Mad Dog Riprap/管啓次郎 著
¥1,098
サイズ:文庫判 ページ数:96P 出版社:左右社 ISBN:9784865282351 価格:本体¥999+税(税込¥1098) 来週といふ言葉はもつとも手軽な希望 椅子から転げて子犬がそのまま眠つてる 「光あれ!」と叫んで懐中電灯ともす小学生 詩人・比較文学者・翻訳家・エッセイスト。 本と読書を愛する人を魅了してきた管啓次郎の新境地は、 不思議なリズムとこころほどける一行詩! 自由律俳句を思わせる一行詩のめくるめく連続。 クレイジーな犬の想像力の旅を、心ゆくまで味わえる一冊。 ページをめくるたび、ぼくらの足は軽くなり、心は自由になる! 朝が歩く明るい雨にぬれてゆく 犬の仔や虚空の徘徊永遠軌道 島々の意図縞の思想の布の糸 清少納言?夢なき旅路の未知の美女 想像域に猿を泳がせ川下り 夕方を崇めて千年夜を待ち リスボンや栄華の果てに鷗あり 航海術海に流れる星拾ひ 再起せよ世界はきみを待つてゐるかも 管啓次郎(すが・けいじろう) 1958年生まれ。詩人、比較文学者。これまでの詩集に『数と夕方』、地・水・火・風の四大元素を主題とした『Agend’Ars』『島の水、島の火』『海に降る雨』『時制論』4部作(いずれも左右社)がある。各地での招待朗読や詩祭への参加のほか、「朗読劇銀河鉄道の夜」の活動を続けている。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、小池桂一との共著『野生哲学』(講談社現代新書)、『The Dog Book』(NOHARA)のほか、翻訳書多数。明治大学理工学部教授(批評理論研究室)、理工学研究科総合芸術系PAC(場所、芸術、意識)プログラム教授。 ーーーーーーーーーー シンプルなグレーの厚紙の表紙。中を開けば淡々と並んでいるように見える一行詩の整列。 狂うという文字との剥離を印象として感じたけれど、文字を読むにつれ心の解かれていく感じとどういうことなんだろうと脳を回転させられていく感覚が心地よくなってくる。 文庫判なのがありがたい。どこへでも持って行けるじゃあないか。
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桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表 / 山田航 編著
¥2,420
サイズ:四六判 並製 ページ数:272P 出版社:左右社 ISBN:9784865281330 価格:本体¥2200+税(税込¥2420) 石川美南、小島なお、雪舟えま、笹公人、黒瀬珂瀾、笹井宏之、中澤系、加藤千恵、木下龍也、光森裕樹――。若い才能が次々にデビューし、いま盛り上がっている現代短歌の世界。その穂村弘以降の全貌を描き出す待望のアンソロジー! 歌人・山田航が40名を撰び、作品世界とプロフィールの紹介に、アンソロジーも付して徹底解説! 山田航(やまだ・わたる) 北海道札幌市出身・在住。短歌誌「かばん」「pool」所属。第55回角川短歌賞、第27回現代短歌評論賞などを受賞。2012年、第1歌集『さよならバグ・チルドレン』を刊行。現代短歌シーンを代表する歌人のひとり。左右社WEBサイトで「回り出ずる悩み」を連載中。 ーーーーーーーーーー 表紙のピンクがとても眩しい。 今回を機に初版の日付を見たらわたしが個人的に買ったタイミングが多分そのちょっと後くらいだったんだなと気がついた。 現代短歌のおもしろみはわたしが書くよりこれをよんでもらった方が分かりやすい気がするのだが、やはり今自分が使っている口調・ことばで書かれたものを浸透しやすいと感じるのは自然なことなのでしょうね。
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おむすびのにぎりかた/ 宮本しばに(文)/野口さとこ(写真)
¥1,650
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サイズ:四六判変形 並製 ページ数:168P 出版社:ミシマ社 ISBN:9784909394095 価格:本体¥1500+税(税込¥1650) 装丁:名久井直子 「おむすびは単純に練習を重ねるだけでは上手くならない」 ほかほかご飯に好きな具材を合わせるだけ。 シンプルで安くて、だれでも作れる。 なのに、なんでこんなにおいしいんだろう? 酒蔵の杜氏、僧侶、染色家、醬油屋……日本各地で暮らすさまざまな人たちのにぎる「おむすび」のおいしさの謎を、料理研究家が訪ね歩く。 ミシマガの人気連載「みんなのおむすび」 2015年5月~2018年2月分&描き下ろしコラム収録。 宮本しばに(文)/野口さとこ(写真)((みやもと・しばに)(のぐち・さとこ)) 創作野菜料理家。20代前半にヨガを習い始めたのがきっかけでベジタリアンになる。結婚してから東京で児童英語教室「めだかの学校」を主宰。その後、長野県に移り住む。1999年から各地で「ワールドベジタリアン料理教室」を開催。2014年10月より、料理家の視点でセレクトしたキッチン道具&食卓道具のオンラインショップ「studio482+」を立ち上げる。 著書に『焼き菓子レシピノート』『野菜料理 の365日』『野菜のごちそう』(以上、旭屋出版)『野菜たっぷりすり鉢料理』(アノニマスタジオ)など。 ーーーーーーーーーー おむすびというシンプルながらうれしい食べものの代表格。 人の数だけ具材や握り方、塩の振り方などなどあるわけです。 ちょっと大袈裟だけれどその人・その場所がどんなかの写し鏡にもなるんじゃないかなぁと思っています。わたしはシンプルにしゃけ入りがすきです。 これから自炊をしようという人はまずおむすびからはじめてみよう。
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しあわせしりとり/益田ミリ 著
¥1,650
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サイズ:四六判変形 並製 ページ数:200P 出版社:ミシマ社 ISBN:9784909394200 価格:本体¥1500+税(税込¥1650) 装丁:大島依提亜 しあわせは、つながっていく! 子供の頃の思い出、見ることのない未来、こぼれ落ちる日々… あんなこと、こんなことが、しりとりのように連鎖する 朝日新聞連載「オトナになった女子たちへ」に加筆・修正したエッセイと 3本の書き下ろしを収録した、とっておきのエッセイ集。 ●本書より 友人らとしりとりをしながら歩いた。 しあわせなものしか言ってはいけない、名づけて「しあわせしりとり」である。 いろいろ出てきた。 「すいか」 と言った人もいた。(略) その後、めりーごーらんど、どなるどだっく、くりすます、としあわせしりとりはつづき、この先の公園の桜がきれいだから寄っていこうよと、さらに歩いた。 いやな予感がした。――「しりとり散歩」より 益田ミリ(ますだ・みり) 1969年大阪府生まれ。イラストレーター。 主な著書に、『ほしいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』(以上、ミシマ社)、『すーちゃん』シリーズ(幻冬舎)、『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『僕の姉ちゃん』(マガジンハウス)、『マリコ、うまくいくよ』(新潮社)、『お茶の時間』(講談社)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『永遠のおでかけ』(毎日新聞出版)など。共著に、絵本『はやくはやくっていわないで』『だいじなだいじなぼくのはこ』『ネコリンピック』『わたしのじてんしゃ』、2コマ漫画『今日のガッちゃん』(以上、平澤一平・絵、ミシマ社)などがある。 ーーーーーーーーーー その昔、妹に聞いた遊びで「不幸しりとり」というやや物騒な遊びがあった。楽しそうな言葉以外に限定してしりとりをするというやつである。絶望的なことからちょっとがっかりするフレーズまで、あんまり楽しくないのに楽しいという奇妙な感覚になる。 こちらは「しあわせしりとり」。字面からしてやさしい。今となってはなんでこっちを先に思いつかなかったのか不思議でならないが、絶対に読後和やかな気持ちになれそうな気がする。とともにやはり繊細に心の琴線に触れてくれるところも益田さんの著作ならではです。
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今日の人生2 世界がどんなに変わっても/益田ミリ 著
¥1,650
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サイズ:四六判 並製 ページ数:240P 出版社:ミシマ社 ISBN:9784909394415 価格:本体¥1500+税(税込¥1650) 装丁:大島依提亜 へこんだ気持ちにゆっくりと空気が入っていく。 深呼吸を忘れていた 『今日の人生』(7万部突破)から3年半。この間の「日々」に、 書き下ろし「ポーランドごはん」を加えた待望の第2弾。 忘れてしまいそうななにげない日々が再び生き返る。 奇跡のようなコミックエッセイが誕生。 益田ミリ(ますだ・みり) 1969年大阪府生まれ。イラストレーター。 主な著書に、『ほしいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』(以上、ミシマ社)、『すーちゃん』シリーズ(幻冬舎)、『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『僕の姉ちゃん』(マガジンハウス)、『マリコ、うまくいくよ』(新潮社)、『お茶の時間』(講談社)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『永遠のおでかけ』(毎日新聞出版)など。共著に、絵本『はやくはやくっていわないで』『だいじなだいじなぼくのはこ』『ネコリンピック』『わたしのじてんしゃ』、2コマ漫画『今日のガッちゃん』(以上、平澤一平・絵、ミシマ社)などがある。 ーーーーーーーーーー 2020年ってオリンピックが枕言葉になる1年だと思っていたら、コロナウイルスにとってかわられてしまったような一年でした。(個人差あり) 大半の人が経験したことのない出来事・社会情勢の中で、自分が傷ついているとか疲れていることを自覚していても言い出しにくいなんて感じた方も少なくなかったのではないでしょうか。変わっていくことにちょっと追いつけなくなったり、足をとめてみたいと思った時にぜひ益田さんの本に触れてみてください。わたしもだけど、それ以上にわたしの友人にファンが多いんです。だからおすすめです。
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日帰り旅行は電車に乗って 関西編/細川貂々 著
¥1,650
サイズ:B6版変形 並製 ページ数:240P 出版社:ミシマ社 ISBN:9784909394040 価格:本体¥1500+税(税込¥1650) 装丁:いわながさとこ なんの準備もせず、目的地も気にせずに、 ほんのちょっとの運賃で、夢の時間がやってくる もう、休日の過ごし方に悩まない! 小学生の息子と一緒に、春夏秋冬ぶらりと楽しむ電車の旅を綴るコミックエッセイ。 一人旅にも、親子のレジャーにも! <<いろんなところに行ってきました!>> 嵯峨野トロッコ列車、山陽電車、忍者電車、たま電車、叡山電車、能勢電鉄、近鉄、神戸電鉄、大阪モノレール、阪神電車...etc. に乗って、 嵐山、明石、伊賀上野、和歌山、鞍馬、妙見の森、吉野、有馬温泉、万博記念公園、甲子園球場...etc. へ行ってきました。 ◎「みんなのミシマガジン」の人気連載「関西は電車に乗って」が一冊に! 細川貂々(ほそかわ・てんてん) 1969年生まれ。セツ・モードセミナーを卒業後、漫画家・イラストレーターとして活動。電車好きになった息子の影響で、電車に乗るのが好きになる。2011年より関西在住。著書に『親子テツ』『それでも母が大好きです』(以上、朝日新聞出版)、『40歳から「キレイ」と「オシャレ」始めました。』『タカラヅカが好きすぎて』(以上、幻冬舎)、『わたしの主人公はわたし』(平凡社)、共著に『それでいい。』(水島広子、創元社)など多数。パートナーとの闘病を描いたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』シリーズ(幻冬舎)はドラマ化、映画化もされた。 ーーーーーーーーーー 先日はじめて阪急電車と大阪モノレールに乗る機会がありました。 仕事の用事だったので目的地に向かうのみだったのですが、車窓を眺めてああ、このままどこかに散歩にでも行きたい、と思いました。と、同時にこの本のことを思い出し、発注したわけです。(短絡的な仕入れですね) 関西にお住まいの方はもとよりこれから行く機会のある人にそっと渡してみてはいかがでしょう。
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Mineral Sculptures/角田 純 著
¥2,970
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サイズ:A5変形 ハードカバークロス貼り 出版社:torch press ページ数:80P ISBN:9784907562236 定価:本体¥2700+税(税込¥2970) 「Mineral Sculptures」は、角田純が作り出す鉱物をモチーフにした立体作品。幼少期から鉱物に惹かれて収集を続けていた角田が、ひとつの立体の中で複数の鉱物を組み合わせながら、土台となる石膏にもわずかに着色を行い、鉱物そのものが持つ美しさを生かしながら、彫刻へと落とし込んでいます。 手のひらに収まるほどの小さなサイズから、鉱物の結晶を大胆に用いた大型の作品まで、そのどれもひとつとして同じものはなく、自然由来の鮮やかな色彩、透き通った結晶が放つ光など、長い年月をかけて育まれた原始の神秘を感じることができるでしょう。写真家・齋藤圭吾が本作品集のために鉱物の美しさを引き出す写真を撮り下ろし、プリミティブかつ不思議な存在感を放つ作品に宿る宇宙を、ページをめくりながら体感できます。作品集には立体作品から派生したペインティングも収録しています。装丁には白いクロスと2種の箔押しを施し、贈り物にもぴったりの一冊です。 角田 純(Jun Tsunoda)/1960年愛知県生まれ。アートディレクターを経て、2000年代半ばに画家としての活動を開始。主なグループ展に2012年「抽象と形態:どこまでも顕れないもの」(DIC川村記念美術館)、2019年「四次元を探しに ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)など。主な個展に2017年「Hollow Organ」(Curator’s Cube)、2019年「A New Career In A New Town」(Parcel、東京)などがある。作品集に『Cave』『SOUND AND VISION』がある。 ーーーーーーーー この世に自然にありそうでなさそうな不思議な魅力を持った作品たち。 どこか架空の星に行くことがあったならきっとそこにはこういうものがあるのでは、などという想像が膨らむ一冊です。アートブックと言うべきなのでしょうが、これを見るといつか実物に触れてみたくなります。
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そのときみえるもの/御菓子丸 杉山早陽子 著
¥1,980
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サイズ:6変形 ソフトカバー 出版社:torch press ページ数:96P ISBN:9784907562168 定価:本体¥1800+税(税込¥1980) デザイン:竹廣 倫 写真:山本康平 和菓子、その小さな宇宙に凝縮された記憶、風景、そして感情を、見ることや食べることを通して体験する。京都を拠点とする御菓子丸の杉山早陽子は、目に見えない感性を和菓子という形へと落とし込み、伝統的な世界に新しい風を吹かせます。 「鉱物の実」という銘のお菓子は、琥珀糖にクロモジがささり、まるで木に御菓子の実がなっているかのよう。杉山はこの実を和菓子の原点まで遡り、果実を使って実を表現しようと試みます。そのほかに、時間を経ると色が変化する「うつろい」、風景を閉じ込めるという発想から生まれた「薬箱(くすりばこ)」、ほおずきを灯に見立てた「灯花(とうか)」、草花の芽吹きを玉にした「薬玉(くすだま)」など、儚さや無の境地、あるいは日常や季節のうつろいを愛おしむ感情を和菓子へと落とし込みます。それらの御菓子は五感を通して、私たちの記憶を呼び起こし、そして記憶へと堆積していきます。 本書では、御菓子丸のこれまでの25の和菓子を、それぞれの御菓子についのエッセイと共にまとめています。御菓子丸の世界をより深く知ることができる思考の源を読みながら、瑞々しい和菓子を目で味わってみてください。 杉山早陽子(Sayoko Sugiyama) 1983 年三重県生まれ。2006年から10年間、和菓子ユニット「日菓(にっか)」として活動。「日菓」と並行して2014年から「御菓子丸(おかしまる)」を主宰しながら、和菓子を制作、展示、販売している。食べたら無くなる当たり前のことに着眼し、表現方法としての和菓子に可能性を感じ、京都にて和菓子を学ぶ。鑑賞から食べるまでの行為を一つの体験として捉え、記憶に残る一瞬を和菓子に込めて制作する。 ーーーーーーーー この本に綴られている和菓子は目にもうつくしく、やさしい味わいはもとより食べる前から豊かな時間を与えてくれるものだと思っています。 表紙の紙の質感にまでこだわりが見えて、きっとこの本も同じく思いがたくさん詰まった一冊なんだろうと思えます。 目の前にあるものの背景を知ることは何らかの気づきをもたらしてくれますね。