2024
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icohi/tiinei 標本箱ピアス 2set A
¥6,600
icohi accessoryとtiineiの二人展に合わせた企画。tiineiで定番になっている標本箱ピアスにicohiの陶土のピースを加えた特別なセットです。 自然の中で出会うような採集物の標本をイメージして箱に詰めました。 全てフリーハンドでサイズを取っているため似ていても全く同じものはありません。 片耳だけでも、両耳にでもお手持ちのものと組み合わせてもたのしいです。 素材 ピアスポスト:silver925(金属のもの)、チタン(陶土のもの) ピアスキャッチ:シリコン(ガラス、木材、金属のもの)、チタン(陶土のもの) モチーフ:silver950、陶土
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icohi/tiinei 標本箱ピアス 2set B
¥6,600
icohi accessoryとtiineiの二人展に合わせた企画。tiineiで定番になっている標本箱ピアスにicohiの陶土のピースを加えた特別なセットです。 自然の中で出会うような採集物の標本をイメージして箱に詰めました。 全てフリーハンドでサイズを取っているため似ていても全く同じものはありません。 片耳だけでも、両耳にでもお手持ちのものと組み合わせてもたのしいです。 素材 ピアスポスト:silver925(金属のもの)、チタン(陶土のもの) ピアスキャッチ:シリコン(ガラス、木材、金属のもの)、チタン(陶土のもの) モチーフ:真鍮、陶土
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icohi/tiinei 標本箱ピアス 2set C
¥6,600
icohi accessoryとtiineiの二人展に合わせた企画。tiineiで定番になっている標本箱ピアスにicohiの陶土のピースを加えた特別なセットです。 自然の中で出会うような採集物の標本をイメージして箱に詰めました。 全てフリーハンドでサイズを取っているため似ていても全く同じものはありません。 片耳だけでも、両耳にでもお手持ちのものと組み合わせてもたのしいです。 素材 ピアスポスト:silver925(金属のもの)、チタン(陶土のもの) ピアスキャッチ:シリコン(ガラス、木材、金属のもの)、チタン(陶土のもの) モチーフ:silver950、陶土
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icohi/tiinei 標本箱ピアス 2set D
¥6,600
icohi accessoryとtiineiの二人展に合わせた企画。tiineiで定番になっている標本箱ピアスにicohiの陶土のピースを加えた特別なセットです。 自然の中で出会うような採集物の標本をイメージして箱に詰めました。 全てフリーハンドでサイズを取っているため似ていても全く同じものはありません。 片耳だけでも、両耳にでもお手持ちのものと組み合わせてもたのしいです。 素材 ピアスポスト:silver925(金属のもの)、チタン(陶土のもの) ピアスキャッチ:シリコン(ガラス、木材、金属のもの)、チタン(陶土のもの) モチーフ:silver950、陶土
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shharii linedrawingcard 01/02
¥275
shharii linedrawingcard 01/02 01:tree(green) 02:root(yellow) サイズ カード:約55×91mm 封筒:約100×65mm ホワイトクラフト封筒(外側が白、内側が茶色のクラフト紙)と角丸の白いカード、カードに被せる色紙のセットです。 グラフィティアートのような手書きモチーフが印象的です。 贈り物に添えるのにおすすめです。
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shharii retroletterset 07/08
¥495
shharii retroletterset 07/08 便箋サイズ:A5 封筒サイズ:A5二つ折り 07 cinema(blue/neonred/gray) 08 park (yellow/green/gray) 便箋6枚と封筒3枚のセットです。 封筒はロウ引きのクラフト紙のもので若干の透け感があります。 便箋は白いラフな紙にリソグラフ印刷です。 リソグラフ印刷の特性としてかすれや手にインクが薄くつくなどございます。風合いとして楽しんでいただけますようお願いいたします。
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たぷの里 / 藤岡拓太郎
¥1,320
対象年齢 赤ちゃんから君まで あの『夏がとまらない』のギャグ漫画家、 藤岡拓太郎の初めての絵本です。 何度読んでも笑える不思議なリズムです。 作者コメント 大げさじゃなく、赤ちゃんからおばあまで、おかんもおとんも浪人生も笑う絵本を作ろうと思いました。大人になって絵本から遠ざかっていた僕を笑わせてくれた長新太さんの絵本のように、この絵本も色んな人を笑わせてくれればうれしいです。たぷの里の腹を君にものせたい。 著者について 藤岡拓太郎(ふじおか・たくたろう) 1989年5月31日、大阪生まれ。2014年からTwitterとInstagramでギャグ漫画の発表を始め、2017年に1ページ漫画をまとめた『藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない』(ナナロク社)を刊行。『たぷの里』は初めての絵本作品となる。笑いと映画とラジオと大相撲が好き。 ーーーーー いねむりの本をよく見ている方ならすぐわかるであろう、藤岡さんの絵本です。 お子さんにも読んで聞かせたらおもしろがりそうと思いつつも、わたしは個人的にはなんかむしゃくしゃして家に帰ってこれを開いたら少し気持ちが穏やかになりそうと思っています。
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「するべきことは何ひとつ」/モノ・ホーミー
¥1,650
SOLD OUT
遠く離れた惑星で起きていることのようにも思える 奇妙で、あたたかな物語。 現実でも、非現実でもない場所に私たちを運ぶ 作家モノ・ホーミーの短編小説を、33篇収録しています。 浮遊感ただよい、思わず没頭し長湯してしまう、 お風呂で読む本、長湯文庫。 シリーズ記念すべき第1弾。 著者 モノ・ホーミー 装画 木村直広 装丁 古本実加 編集 稲垣佳乃子 熊谷麻那 印刷 有限会社修美社 製本 大竹口紙工株式会社 発行 さりげなく 2021年9月26日 初版一刷 初版1000部発行 価格 1500円(税別) ーーーーー 長湯文庫というコンセプトにやられました。 中学生の頃、某週刊少年誌をお風呂で読んで紙をぐねんぐねんに波打たせてしまい、ああ本をお風呂で読むのはダメだ、と思いました。今考えれば当たり前のことなのに人間は痛い目を見ないとわからない。 お風呂という場所は日常から少し離れたところにトリップできるもの、と思っています。 そういう時に携えるに本当にぴったりです。新幹線に乗るときに文庫本を駅の本屋さんで買うように、お風呂に行くときに長湯文庫。個人的にぜひ2冊目、3冊目と続いて欲しいと思っている本です。
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てらおかなつみの絵はがき本 / てらおかなつみ
¥1,500
サイズ:148×100mm 仕様:ポストカード22枚/天糊製本・ボール表紙ベタ貼り・カバー 種類:クリーム(黄色)/あさぎ(ブルー)※絵柄は同じ 発行:2022年12月16日発行 著者:寺岡奈津美 発行者:池田敦(ondo) ブックデザイン:阪口玄信(ondoデザイン室) イラストレーター・てらおかなつみさんポストカードブック。描き下ろしのモノクロ作品を、全22種類の絵はがきにし、一冊にまとめました。本として楽しんだり、一枚一枚切りはなし絵はがきとしても使えます。クリーム色・あさぎ色の2色展開。見返しに送った人&日付の記録ページもあります。 この本を通し、あたたかくて柔らかなコミュニケーションが広がりますように。 てらおかなつみ -Natsumi Teraoka- 1993年生まれ。イラストレーター。 柔らかな線が特徴。 犬の絵、動物の絵が得意。主に音楽アーティストのCDジャケットやグッズ、本の挿絵、お菓子のパッケージ等を手がけている。 ーーーーー てらおかさんの作品集もいねむりで取り扱いさせていただいていますが、あたたかくてやさしい作品は自分で愛でるのはもちろんなのですが、誰か友人や家族ともシェアしたいような気持ちになるのでお客さんに勧める時には「本当にかわいいんですよ、涙が出ちゃいそう」みたいな話をすることもあります。 個人的にかえしのところが秀逸で、ポストカードとして送った後の記録ができるんです。どのカードをいつ誰に送ったか、どんなことを書いたのだったかなと思い出すのは自分自身もやさしい気持ちになれるようでとってもいいなと思っています。
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夢の話 / 渡邉 紘子
¥4,000
SOLD OUT
著者:渡邉紘子 発行:April Shop 発行日:2022.7.28 印刷・製本:加藤文明社/atelier gray デザイン:阿部宏史/print gallery + 守屋圭 限定400部 シリアルナンバー・著者署名入り 184x110x7mm 93ページ コデックス装 スピン・カバー・おまけ付 撮影:小俣裕祐 ※April Shopさんの本のご紹介を引用させていただきます 数年前からインスタグラムに書き溜めた夢日記をまとめました。 基本は読み物としての本なのですが、図版を挟み込んだり、文字の色を工夫したり、手作業を入れるなど、本自体が作品のような存在になるように作成しました。 【本の見どころ】 ・眠る人が描かれた名画(商用利用可能なパブリックドメイン)を使用しています。表紙はHenri Matisse(マティスさま!)、扉はKarl Joseph Aloys Agricola。 ・カバーの色は薄いグレーの厚紙にクリームソーダの色のような緑のインク。 ぜひカバーを取ってみてください。カバーの内側はまるで外側の文字や絵が反転していて、透けて見えるように思えてしまいます。本の本体の美しいコデックス装(糸で6つのページの束がまとめられています。)をご覧ください。ピンク色のスピンもポイントです。カバーにも扉にも使われている点々は打ち合わせの時に話しながら私が描いた点々を加工したもの。 ・本文も4色刷り。日によって文字の色が違う時があります。日々というのは色のように毎日違うなと思っていて、リクエストしました。(だけど、文字を4色で刷るのは印刷屋さん泣かせだったそうです。)インスタグラムにメモしていたので、絵文字を採用している部分もあります。 ・日付とハッシュタグのような(カッコ) 日付がいたずら書きのようなになっています。これはデザイナーの阿部さんと私が書いたものです。ノンブルの上にある(カッコ)は日記の中のキーワードです。ハッシュタグのような存在です。この言葉がそのまま目次に利用されています。「あとがき」はぴょんとカッコの中から出てきてしまいました。 ・ところどころに図版や手作業のページ 制作中に出た糸くず、インスタグラムに掲載した写真、貼り込みしたメモ、紙の花びら、スタンプなどなど。 ・オールシリアルナンバー&著者署名、おまけ付き おまけは表紙のマティスの絵のカードです。 ーーーーーーーーー アーティストで、AprilShopというお店でありギャラリーでもある空間を営まれている渡邉紘子さんの本をお届けいただきました。 夢のことって起きてすぐはなんとなく覚えているのに、朝もたもたしてる間にいつも忘れてしまってなんだか惜しいなあと思うことがあります。ふと午前中に渡邉さんのInstagramを見るとその日の夢のことが書いてあって、自分が忘れたことの代わりに楽しみにさせていただいています。ちょっぴりくすっと笑いたくなる時もあれば、なんとも不思議だなあと思う時もあり、そのふわふわ漂うような感覚がおもしろいなといつも思っています。 渡邉さんのご紹介文で本のつくりについては詳しく触れてあるのですが、とにかくページを捲るのが楽しいしかけに溢れています。 大事に食べたい素敵なお菓子みたいに1日ひとつずつゆっくりお話を読みたい一冊です。
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USO 4 /野口理恵 編
¥1,650
SOLD OUT
サイズ:文庫判 並製 出版社:rn press 定価:税込¥1650 「USO」シリーズ第4弾! シリーズで最厚・大ボリュームでお届けします。 「あなたの嘘を教えてください」をテーマに、漫画家、文筆家などさまざまな人がとっておきの嘘を書き下ろします。今回の特集は「YES・イエス ・肯定」。自己肯定感と嘘についてご執筆いただいています。 特集YESよりーーーーーーーーーーーーーーーー 「愛してる?」と聞かれたときにどうしても口ごもってしまったりします。「YES」ということばがどうしてもうまく出てこないのです。「YES」ということばがとてつもなく危険なことばに思えて、怖さが喉の奥からせりあがってきて、口がからからに乾いてしまいます。そのときあなたは必死でガードを固めようとしているに違いありません。なんとか自分を手放さずに済むよう、自分というものに必死にそれにしがみついているのです。 自分というものの一体何がそんなに大事なのか、と頭で考えることは簡単です。けれども、いざそれを手放せと言われたら、やはり、どうしたって、怖気づいてしまいます。そういう自分がダサいなと思ったりもします。そう思いながらも、「YES」ということばが、いつまで経っても怖いままなのです。(若林恵「あめん」より) 執筆陣: 今日マチ子、少年アヤ、大横山飴、岡藤真依、石山さやか、西島大介、佐久間裕美子、辻山良雄、旦悠輔、早坂大輔、年吉聡太、矢代真也、野口理恵、若林恵、他。 ガツンと頭が痺れる嘘シリーズ。今回はシリーズ最厚! ずっしり大ボリュームでお届けします。 目次ーーーーーーーーーーーーーーーー <特集:YES・イエス・肯定> 『今日も吉祥寺のルノアールで』野口理恵 『あめん』若林 恵 『きのうの私は「はい」と言った』石山さやか 『夜の散歩』今日マチ子 『ビールもう一本!』辻山良雄 『すべてがウソになる』年吉聡太 『それが答えだ』岡藤真依 『メガネと金髪と京都』矢代真也 『わたくしがYES』少年アヤ <USO・うそ・嘘> 『ストーリーテラー』佐久間裕美子 『ささやかな復讐』DJまほうつかい(西島大介) 『じいちゃんの死』早坂大輔 『再会する時間』大横山飴 『私と嘘』旦 悠輔 特別寄稿 西川勇大 特別寄稿 妹尾龍都 特別寄稿 nene 前書きーーーーーーーーーーーーーーーー USO うそ 嘘 「あなたの嘘を教えてください」 このテーマで二〇一九年にはじめたこの本には たくさんの嘘が載っています。 心の奥にしまいこんだ気持ちを引っ張り出して文章にすると、 抱えてきたものがいつの間にか一人歩きをして、 今度は知らない誰かの気持ちを引っ張り出します。 そんなことの連続で四号目までやってきました。 お気づきだと思いますが、 「嘘を教えてください」というのは嘘で 「本当のあなたを教えてください」というのが本当です。 あなたはどんな気持ちで嘘をつくのですか。 嘘をついてしまったあなたはどんな気持ちになりますか。 深く後悔しますか。 それとも、してやったり、ですか。 あなたはどんな人なのですか。 私はあなたのことが知りたいです。 あなたがどんな人なのか、ものすごく知りたいです。 上っ面で笑い合うのではなくて、 空虚なSNSで友達申請をするのではなくて、 あなたの心の中にある柔らかい部分に触れたいのです。 どんなことで笑いますか。 どんなことが悲しいですか。 どんなことで傷つき、 どんなことで幸せな気持ちになりますか。 私はむきだしのあなたが知りたいのです。 だからあなたの嘘を私に教えてくれませんか。 rn pressさんからおまけのステッカーもついています。 ーーーーーーーーー 今年も新しい「USO」が届いてとてもひりひりしました。この本についてはもういろいろ言い過ぎない、書き過ぎない。とにかく開いて読んでほしいのです。他の本もそうではありますが、ページを捲ってこそ飛び込める世界があっていいと思っています。 この前友だちにLINEで「わたしほんとは」という言い回しを使ったらいいことばだね、と言われました。自分で言ってすっかり忘れてたけれど、わたしほんとは、と言える場所って安心している場所とかさらけ出していい場所なんだろうなと思っています。
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THERIACA 服のかたち/体のかたち /濱田明日香
¥2,640
SOLD OUT
サイズ:A4型 糸中綴じ ページ数:96P 出版社:torch press 定価:2400円+税(税込¥2640) ISBN:9784907562144 本書は島根県立石見美術館で開催される、ベルリンを拠点に活躍するデザイナー、濱田明日香が手がけるファッションレーベル「THERIACA(テリアカ)」初の大規模展覧会にあわせて刊行される図録です。ここでは、衣服のさまざまなあり方を探求し日々実験を重ねて来た濱田が、「ひと」から形をとって服を作るのではなく、「もの」の形と向き合い、服に落とし込んだ新作や、サイズやシルエットなど衣服の基本的な要素を濱田独自の視点で捉え直した作品が一堂に集います。 ソファやトイレットペーパーといった、私たちにとって身近な「もの」の形が衣服へと姿を変える「もののかたちの服」、一枚の布から着想を得て衣服へと変換する「ベットシーツの服」、丸や四角など幾何学的な形状を服にした「かたちの服」の3部で構成され、また濱田明日香のアイディアノートも挟み込んだ「THERIACA」初のアートブックとなります。私たちの知る「もの」でなく、また見慣れた服からも距離のある濱田の作品は、不思議な雰囲気を放ち、洗練されていながらどこかユーモラスでもあります。それらは服という言葉をイメージできる範囲を押し広げ、楽しさを提供しながら私たちに新しい服のあり方を提案してくれるのです。 ーーーーーーーーー 服が好きという人もいろいろですが、私も詳しくはないかもしれないけどかわいい服や素敵だと思う服をできるだけ着て過ごしたいと思っている方です。 ここ数年で読んだり見たりしたお洋服に関する本で一番衝撃的で、これは宝物だ、と思った本です。THERIACAのお洋服のことをまだ知らないというかたに是非見て欲しいです。
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観察の練習 / 菅俊一 著
¥1,760
SOLD OUT
サイズ:105×148mm ページ数:256ページ 上製 出版社:NUMABOOKS ISBN:978-4-909242-01-3 編集:内沼晋太郎+後藤知佳(NUMABOOKS) ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ) 印刷・製本:株式会社廣済堂 駅やオフィス、街や家の中で出くわす、小さな違和感。あるいは、市井の人々が生み出すささやかな工夫や発明のようなもの。著者が日々収集し続けている数多の「観察」の事例を読み解く思考の追体験をしていくことで、読み手にもアイデアの種を与えてくれる。 過去の膨大な量のリサーチの中から50あまりの「観察」の成果を厳選し、テキストはまるごと書き下ろし。著者のこれまでの人気連載コラム「AA'=BB’」(modernfart)、「まなざし」(DOTPLACE)を愛読していた方も必読の、初の単著にして決定版的な一冊。 “「見落としていたものに気づく」ということ自体は、何に着目すべきかという問題設定が適切にされていれば、誰でもできるはずなのだ。 その上で、「良い」気づきを得るために「観察の練習」が必要になってくるのだ。観察による気づきは技術だと捉え、何に着目するかを意識しながら、何度も何度もやってみる。当然、技術というからには後天的に学習が可能だし、慣れれば慣れるほど上手くなっていく。” (本書「おわりに」より) プロフィール 菅俊一(すげ・しゅんいち) 研究者/映像作家。多摩美術大学美術学部統合デザイン学科専任講師。 1980年東京都生まれ。人間の知覚能力に基づく新しい表現を研究・開発し、さまざまなメディアを用いて社会に提案することを活動の主軸としている。主な仕事に、NHKEテレ「2355/0655」ID映像、21_21 DESIGN SIGHT「単位展」コンセプトリサーチ、21_21 DESIGN SIGHT「アスリート展」展示ディレクター。著書に『差分』(共著・美術出版社、2009年)、『まなざし』(電子書籍・ボイジャー、2014年)、『ヘンテコノミクス』(共著・マガジンハウス、2017年)。主な受賞にD&AD Yellow Pencil など。 ーーーーーー デザインの仕事をしている人が読む本でしょ、と思うなかれ。 この本を読むと外に出かけてみたくなります。家の中の自分がほとんどを把握していて落ち着く、というのと対照に街の中には時々「?」と思うようなものことが存在しています。「?」を少し掘り下げてみる。なんでそう思うのか、どこが自分にとって違和感だったのか。 ずっとやっていると吹き出しが増えすぎて疲れるかもしれないけれど、慣れてくると楽しめるようになってくる。そのことは自分の生活や考え方を豊かにしてくれると思います。
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林檎が木から落ちるとき、音が生まれる / エレナ・トゥタッチコワ
¥2,750
SOLD OUT
サイズ:A4変型 仮フランス装/フルカラー ページ数:72P 出版社:torch press 定価:¥2500+tax 『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』はエレナ・トゥタッチコワが幼少期の記憶をテーマに、ロシアの自然に囲まれて暮らす兄妹たちのかけがえのない夏の日々を、美しい風景とともに2009年から継続的に撮りためてきた作品群です。ロシアには夏の期間、祖父母が住む田舎の家や、「ダーチャ」と呼ばれる自然の家で過ごす習慣があり、寒い冬が訪れる土地で、夏という季節は特別な意味を持ちます。そして太陽が輝く夏がいつの間にか始まり去って行くように、あどけない少年少女たちも知らず知らずのうちに成長し大人になっていきます。そんなささやかな、けれど誰もが経験するであろう変化を、“林檎が落ちる音”という言葉が暗喩しています。刹那的でありながら懐かしく、記憶の奥に柔らかく触れる写真たち。国境を越えた普遍的な感性によって、清々しい一冊が生まれました。 ――林檎が木から落ちた、それだけのこと。木にいたときも誰の目にも触れず、落ちても草の中に隠れたままの小さな林檎。その音だけがいつまでも記憶に残った。アーニャが11歳になった年の夏の終わり、彼女の髪の毛が一番長く伸びた8月のことだった。(あとがきより抜粋) エレナ・トゥタッチコワ/Elena Tutatchikova 1984年、モスクワ生まれ、東京在住。モスクワでクラシック音楽や日本の歴史を学んだ後、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻で学ぶ。自然と人間の関わりや文化的現象を通じて、人間の記憶がどのように形成されるかに関心を抱き、地域のリサーチを重ねることで土地や個人の物語を採集し、写真、映像、音、テキストによるインスタレーションとして構成している。主な展覧会には、個展「After an Apple Falls From the Tree, There is a Sound」 POETIC SCAPE(東京、2015)、東京写真月間「To the Northern Shores」 MUSEE F (東京、2015)、グループ展「はじまりのしじま “In the Beginning, Silence was Always Silence”」Takuro Someya Contemporary Art (東京、2015)、茨城県北芸術祭(2016)等がある。 ーーーーーーーーー 夏のうちにご紹介したかったのでよかったなと思っています。 昨今の過酷な気候ですっかり夏の印象が変わってしまいそうですが、頭の中にある夏の軽やかさ、清々しさのようなものを甦らせてくれるような写真の作品集です。 日本でなくロシアの土地でもどこかわたしたちと似た懐かしさを感じられる風景があるのかと興味深く、なんだかちかしさを感じられる一冊です。
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寝ている醒めている / 鈴木いづみ
¥2,200
SOLD OUT
サイズ:18.2 x 12.8 cm ソフトカバー、オフセット印刷 B2サイズポスター ページ数:60ページ ¥2000+税 A town with many slopes. Shooting her own work at any places, which may or may not look like everywhere, made this collection. For her, shooting outdoors is an action blurring the boundary between art production and everyday life and is her recent life work. 坂の多い郊外のとある街。どこにでもあるようなないような、そこかしこで作品を撮影し出来上がった作品集。野外での作品撮影は作家にとって創作と日常の境界を曖昧にする行為であり、近年のライフワークにもなっている。 Izumi Suzuki 鈴木いづみ An artist. She makes drawings and installations using various materials such as cloth and paper. She also manages the brand “BEREK” of one-of-a-kind dolls and bags. アーティスト。布・紙など様々な素材を用いた絵とインスタレーションを制作。また、一点ものの人形や袋のブランド「BEBEK」での活動も行う。 ーーーーーーー 鈴木さんのことを知ったのは大好きなお洋服のブランドとのコラボレーションで。 不思議とテキスタイルに惹かれて、気がついたら今年個展まで見にいった。 不思議さもあって、日常にありふれたもの、というわけでもないのに不思議と隣に置いておきたくなるような作品だなと思っています。 外に飛び出した作品たちが本当に魅力的。考えたら展示図録的なものって屋内で撮られるものが多い気がするけれど、こんなかたちがあるんだと思わされた本です。
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d47 MUSEUM「d mart 47 -47都道府県のご当地ものコンビニ-」展 公式書籍
¥1,100
本体サイズ :横 148mm 奥行 9mm 高さ 195mm コンビニの「便利」をベースに土地ごとの「地域性」を取り入れたら、どんな場所になるのか。D&DEPARTMENTが期間限定のコンビニエンスストアを実際につくり、先駆者たちにお話を聞き、「コンビニ」と「小さなお店」の可能性について、考えてみました。 INTERVIEW: 01 店舗に「リアル」な機能をつけてコンビニの現場から社会の問題解決をはかる~ローソン宮_ 純 [ローソン 常務執行役員 コミュニケーション本部長] INTERVIEW: 02 ダイニングコンビニから美味しい「普通」を生み出す~大津屋小川明彦 [大津屋 代表取締役社長] INTERVIEW: 03 老舗高級スーパー紀ノ国屋の転換~_橋一実 [紀ノ国屋 取締役副社長] CONVERSATION: 街を元気にする、未来のコンビニのかたち~嶋田洋平 [らいおん建築事務所 代表取締役]ナガオカケンメイ [D&DEPARTMENT ディレクター] d mart 47 - 47都道府県のご当地ものコンビニ - 【開催終了】2016年4月28日(木)~2016年6月19日(日)@渋谷ヒカリエ d47 MUSEUM ーーーーーーーーー d design travelのシリーズを書店で見たことあるな、という方には会うのですが企画展の書籍があるなんてとわたしは個人的に目から鱗でした。先日出張で渋谷ヒカリエのd47 MUSEUMに立ち寄ることがあって、それでなんとなしにECを見ていたらおもしろそうな本が山ほど。すごい。 さて、これはコンビニ・小さなお店ということで1冊になっているのですが、何を隠そうわたしはコンビニがすきです。それこそ出張中は利便性もあってコンビニは毎日立ち寄ります。たまにご当地物とかおみやげとかも置いているお店があってますますわくわくしてしまう、といった具合に。 楽しいことも真剣に考えることもバランスよく両立された一冊です。ぜひ手に取ってみていただきたい。
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『She watches films. She tastes films.』/ 土谷未央(cineca)
¥4,200
SOLD OUT
サイズ:230mm × 300mm A4変型スクラム製本・ゴム綴じ ※綴じ紐のゴムの色は異なる場合がございます ページ数:88P 出版社:aptp books 定価:税込 ¥4200 類稀な視点で、見て食べる美しいお菓子を生み出す「cineca」。 そのcinecaを主宰している菓子作家、土谷未央のはじめての著書となる本書は、WEBメディア『PERK』で連載中の「cinecaのおいしい映画」を、今の視点で隅々まで丁寧に加筆・再編集したもの。 作家が敬愛してやまない映画を、菓子を主軸としたアートワークとコラムで表現した一冊です。 土谷未央(つちや・みお) / 東京都生まれ。菓子作家、映画ファン。多摩美術大学環境デザイン学科卒業。在学中は建築やランドスケープを学ぶが、グラフィックデザイナーの職に就く。退職後、フランス菓子の基礎を学ぶために製菓学校に通い、卒業。2012年に映画をきっかけに物語性のある菓子を制作するcineca(チネカ)を創始。製菓において、日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込む手法をオリジナルのものとする。2017年頃からは企画や菓子監修、アートワーク・執筆業なども数多く手がけ、様々な活動を通して、菓子の新しい形を提案をする。 ーーーーーーーーー 夢みたいな本だなあというのが本が届いて最初の印象でした。 ゴムで綴じられていることも、大きさも、何より開いたときにパラパラと捲ると目に飛び込んでくるアートワークの鮮やかさやはじけるような楽しさ、きっと宝物にしたいと思う人がたくさんいるだろうなと思いました。 コラムもひとつひとつが興味深くて、わたしは映画に詳しいかと言われたらそうでない方なのですが、情景を思い浮かべてはなんだかいつか観てみたいと思う映画に出会うことができました。 cinecaのお菓子もいつもとてもうつくしく、ユーモアもあるんです。そちらもぜひ知ってほしいなと思っています。
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遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ/ スズキナオ
¥1,870
サイズ:四六変形判並製 ページ数:308P 出版社:スタンド・ブックス 定価:税込 ¥1870 これがスズキナオ流「生活史」 遠い場所への旅や、友達とのせわしない飲み会がまるで夢のよう。出歩けるのは近所ばかりだけど、ひとり海に行き、焚き火を見つめ、オンラインで友達とゆっくり話す。それでも元気でいれば、あと何回かぐらいは今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』待望の続編。 【目次】 まえがき 第1章 元気でいれば、もう数回ぐらい今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう――近所 海を見に行くだけの午後 気軽に焚き火を楽しんでみる 友達の生い立ちから今までについてじっくり聞く 行ったことのない近所の喫茶店でコーヒーを飲む 近所の食堂で静かに昼ごはんを食べる 近所の中華料理店で贅沢してみる いつもの自分じゃないほうを選ぶ さっきまでいた場所を高いところから眺めてみる 憧れの“寿司折”を求めて散歩する 第2章 電車に乗った途端、さっきまで洋上にいたことがまるで嘘みたいに思える――旅 行くことができない山形に行った気分を味わう 山で汲んできた美味しい水で焼酎を割る 高尾山の山頂辺りで気楽にハシゴする 神戸・高取山は山茶屋の天国だった 「ちょっとそこまで」の気分で海を渡る せっかくUSJに行ったのに中に入れなかった人のために モリで突いて捕った魚をイカダの上で食べる「たきや漁」が夢のよう 熊本のセルフビルド温泉「湯の屋台村」は料理もうまいし温泉水もうまい 一軒の民宿を営むご夫婦だけが暮らす島――三重県志摩市横山へ 第3章 自分がいなかった場所のこと、自分がいなかった時間のことを、どうやったら今より身近に感じられるようになるんだろうか――調査 優しい味ってどんな味? ガチャガチャマシーンからつまみが出てくる飲み会を開催してみた 家の中のお気に入りポイント「俺んち絶景」を見せ合ってみる 私たちの7月20日――なんでもない日の夕飯の記録 4章 誰かが私に何かを話して聞かせてくれたことのありがたさと、私がそれをどれだけ聞こうとしてもひとりの人の内面には遠く及ばないという寂しさ――人 床に砂! 100年前の校舎で食べるジンギスカンの源流店 思わず通り過ぎてしまいそうな店ふくや串かつ店で1本70円の串かつを食べる 本当に美味しいホッピーを大阪で飲む 「家みたいな店」の店主にたっぷりと話を聞いた 90歳、いや89歳の字書き職人・松井頼男さんと最後に会ったときのこと あとがき ーーーーーーーーー タイトルだけでどうしても読みたくなってしまう。くやしい。 帯の平松洋子さんのコメントにある「ワンダー」というフレーズが本当にしっくりくるのです。おもしろいけれどそれだけでない、「いつもの自分なら」というのは改めて考えると不思議である。たまに人から「えっ!〇〇さんらしくない」と言われるとどきっとする。いつもならこういうことを選ばないと思われているのか?という具合に。それを自分でジャッジしてみようというのだから案外むずかしいかもしれない。日常には時々引っかかりが必要なものです。
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深夜高速バスに100回くらい乗ってわかったこと/ スズキナオ
¥1,892
SOLD OUT
サイズ:四六変形判並製 ページ数:324P 出版社:スタンド・ブックス 定価:税込 ¥1892 若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、待望の初単著! 人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ! 【目次】 まえがき 第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人 東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた あなたの知らない「昼スナック」の世界 銭湯の鏡に広告を出した話 第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店 芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く 71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位 本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい 東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く 廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた 第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅 “たこせんべい”の楽園 明石~淡路島たこせんの旅 六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる 三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう 瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記 ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ 第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査 スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー 「お鍋キュー」のひそかな楽しみ カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物”を検証 「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか 第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒 大阪の瓶ビールはどこまで安い? 大人の休日、動物園飲み 見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ 野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く 店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒 第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策 誰も知らないマイ史跡めぐり チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる としまえんに行ったけど入れなかった人のために ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために 終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる 名前のないラーメンを探して あとがき スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。 WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。 テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。 パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。本書が初の単著書となる。 ーーーーーーーーー デイリーポータルZという文字を見てにわかに嬉しくなりました。 深夜高速バスを結構な頻度で利用していた時期があり、どうしても気にならずにスルーするのが難しい。人生の楽しみ方のひとつとして、わたしはお酒飲めないけれどこういう街の歩き方はとてもいいなあと素直に羨ましく、まねっこしてみたくもなります。 とはいえなかなかできないのが実情。本は疑似体験ができるからいいのです。
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KATAOKA MERIYASU 2011-2018 / 片岡メリヤス
¥4,950
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サイズ:18.2 x 12.8cm 仕様:404 pages/ Soft cover/ Offset print ISBN: 978-4-907934-36-1 出版社:DOOKS ぬいぐるみ作家、片岡メリヤスの2011年から2018年までの作品、約2500体を収録した本。可愛らしい顔をした作品とは裏腹に、力強く、自由で多彩な表現を続ける作家の変遷を、本を通してご覧いただけます。 ※ケースは紙の性質上、若干のスレがある場合がありますが、予めご了承ください。 片岡メリヤス 2011年から片岡メリヤスとして活動を開始。ぬいぐるみ・動くおもちゃ・光るおもちゃなどを制作。飾るだけではなく、遊べて愛のあるぬいぐるみを作る。オリジナルの人形劇を各地で上演。2014年末から、漫画「片岡おへんろ」を執筆。 ーーーーー 8年あったら人は変わるのは当たり前。作品にそれが出るのも自然の理と思います。 手を動かす作業をするとき、その成果物は自分の心の状態や考えていることが如実に出るものだよね、という話を先日友人としました。 本人にしかわからないこともあればパブリックなこともあると思うけれど、ずっと作品を残し続けていられることに尊敬の念を抱くと共に、可愛らしくユーモラスなぬいぐるみたちにわあっという気持ちになったり癒されたりするような一冊です。
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ひとりでいるときのあなたを見てみたい / 篠田優
¥3,850
サイズ:23.5 x 18.6 cm 仕様:80 pages/Soft cover/Offset print 本写真集は、2013年から2016年にかけて撮影された過去作から構成されています。そこには、篠田が扱うモチーフが物質的な美しさから、現在のモチーフである記憶や記録の痕跡としての壕や取り壊された美術館などへと移り変わっていく兆候をみることができます。自身の過去作を呼び起こし、自己批判も厭わない篠田の写真に対する姿勢は、矛盾をはらみながら変化を遂げる社会に向けて自身をアップデートする試みです。 Yu Shinoda|篠田優 写真家。1986年長野県出身。 明治大学 理工学研究科 建築・都市学専攻 総合芸術系 博士前期課程に在籍。 近年の展覧会として「抵抗の光学」(個展、2020年、リコーイメージングスクエア東京 / 東京)、「imshow」(グループ展、2020年、Alt_Medium / 東京)、「text」(個展、2019年、Alt_Medium / 東京)、「See / Sea 」(個展、2017年、ニコンサロン/ 東京・大阪)、「信濃美術館クロージング ネオヴィジョン新たな広がり」(グループ展、2017年、長野県信濃美術館 / 長野)などがある。 〔受賞歴〕 2013年「塩竈フォトフェスティバル写真賞」大賞 2012年「EINSTEIN PHOTO COMPETITION X2」岩瀬貞哉賞 ーーーーー はっとするような佇まいの本の中に納められた写真たち。 記憶は無形の曖昧なものだけれど、写真として有形のかたちとなったときにまた手触りが変わるなと思っています。記録として蓄積された過去のものは時々自分にとっては目を覆いたくなることもありますが(良くも悪くも)、それを隠さないこと・ありのままそういう自分もいたということ、それを踏まえて今の自分がいること、全部今はそれでいいのかなと年を重ねるごとに思います。
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『キャットウォーク』 / 佐々木充彦
¥2,090
サイズ:B6判 縦182mm 横128mm 厚さ20mm 重さ 340g 並製 ページ数:352P 出版社:rn press 定価:¥1900+tax サイン入り・シール付き いらない。お前なんかいらない。使えないやつはいらない。低脳はいらない。弱いやつはいらない。おどおどしたやつはいらない。逃げるやつはいらない。お前はもういらない。お前みたいなゴミは、もういらないーー。 生きづらいこの社会に疲れ切った主人公ミロは、あるとき猫の街に迷い込む。猫といっても四本足で歩く小さな猫じゃない。彼らは服を着て、靴を履き、二本足で歩いている。毒々しいこの街で、ミロは一人の少女と出会い、自分の中の暴力性・残虐性が剥き出しになっていく。 社会に適合するとは自分を殺すことなのかーー。現代社会で誰もが抱える悩みを、佐々木充彦が美しく繊細なタッチで描く。読んでいると胸が苦しくなる。心をえぐる今夏最大の問題作。小説版と漫画版が一冊に収録された豪華仕様の一冊。 ーーーーーーーーー 自分の中の何かが悲鳴を上げるような感覚にさえなる。きれいだけれど引き裂かれるような気持ちになる。 手に取って読み始めたら覚悟はいりますし、目を覆いたくなったり、聞こえないはずの声に耳を塞ぎたくなったりもする人がいるだろうなと思いますが、全部否定できない・どこか自分の姿を見ているようだと感じる人もいると思います。 生きづらさへの寄り添い方はあたたかさ・やさしさみたいなものだけでもないんだなと気付かされたような思いです。
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納豆マガジン vol.2
¥1,980
納豆の面白さをあらゆる角度から 紹介していく納豆マガジン。 特集は「ひきわりをあつめて。」 ひきわりについての企画を筆頭に、納豆グラビア、 納豆メーカーの取材、納豆小説などなど。 上は東北、下は九州まで幅広く取り上げています。 納豆好きな人はもちろん、 納豆嫌いな人にもオススメです。 クセは強いかもしれませんが、 匂いや粘りはございませんのでご安心を。 編集長 村上竜一 副編集長 稲垣佳乃子 デザイン 梅本華乃 赤山朝郎 印刷 株式会社シナノパブリッシング 発行 さりげなく ーーーーーーーーー ひとつのものごとを掘り下げるのってとてもおもしろいことだと思っています。 納豆、好き嫌いが分かれる食べ物の代表格なのかなと思っていますが(ちなみにわたしは人並みに好んで食べるくらいの感じです)、先日偏食のひどい我が子が「ひきわりなら好き」と述べていました。どうしてひきわりでないとならないのか・・と納豆肯定派のわたしは思ったわけですが、ちょうどそのすぐ後くらいにこちらの本が出ますよという案内をいただいて、こういう時は鉄は熱いうちに打て、だなと注文してみたわけです。 ぜひ実物は手に取ってお読みいただきたいです。ひきわりが愛おしくなりますので。
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話せば短くなる 原田和明のオートマタ / 原田和明 著
¥3,080
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サイズ:148×210mm 並製 ページ数:144P 出版社:aptp books 定価:税込¥3080 ※画像でも確認できますが、表紙左上にややダメージがございます。読むのに差し支えありませんが元々のコンディションとしてご理解いただけますと幸いです。 日本を代表するオートマタ作家のひとり、原田和明の初のオートマタ作品集です。 オートマタとは、ヨーロッパで生まれた西洋式からくり人形のこと。 木のハンドルを回すことで動き出す想像の世界。 愛のからくり、マトリョーシカ、パンとサーカス、箸が転んでも可笑しい、テディベア、桃の声、空気の彫刻など‥‥全43作品を著者自らの言葉で解説しています。また、仕組みについてわかりやすくアイコン化したものや、著者が書き溜めてきたアイデアスケッチも収載されています。 原田和明 Harada Kazuaki 1974年 山口県生まれ。2002年よりオートマタ制作を始める。2006年よりファルマス大学大学院で現代工芸コースを専攻すると同時に、オートマタ制作の第一人者マット・スミス氏の工房でも研鑽を積む。2008年に山口県山口市に工房『二象舎』を設立、オートマタ制作やオートマタコレクション展の企画、ワークショップなどを行っている。 ーーーーーーーーー オートマタ、というのを聞き慣れない方も多いかもしれません。 自動機械というのが言葉のもともとの意味のようですが、機械人形やからくり人形のようなものもさすようです。わたしもこの本を通して初めて知りました。世の中には知らないことがたくさんある。 ちょっぴり愛嬌があってかわいらしいものにポンと添えられた一言がなんともユーモラスです。 なんだか作品に手を触れたくなってみるような気持ちになる一冊です。 この本のほかに、「話せば長くなる」の方もありますよ。