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気がする朝 / 伊藤紺

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著者:伊藤紺
装丁:脇田あすか
仕様:B6変形 並製 120頁
収録歌:102首
価格:1,870円(税込)
ISBN:978-4-86732-025-9 C0092

【著者より】
12月、ナナロク社より
3冊目の歌集『気がする朝』を刊行します。

掲載歌は102首。
その半分以上がまだどこにも出ていないあたらしい歌です。

2023年はわたしにとって、
もっとも短歌と向き合う年になりました。
歌のひとつひとつに今までなかった発光を感じ、
これが、自分の光なんだと気付きました。

この本を書けたこと、一生誇りに思う。
わたしの最高傑作です。

伊藤 紺

【収録歌より7首】
親しい会話がしたい 水のペットボトル持って 好かれてるに決まってて
駅まではいつもぴったり8分であなたに会わなくなってから2年
この人じゃないけどべつにどの人でもないような気がしている朝だ
さみしくはないけど一人暮らしのこんなにも小さな燃えるゴミ
海を見た日は胸に海が残ること ふつうに人を信じてること
その曲が始まるとみんな喜ぶというよりすこし美しくなる
僕らいっせいに喜び合って生きものは愚かなほうがきれいと思う

【著者プロフィール】
伊藤紺(いとう・こん)
1993年生まれ。歌人。2019年『肌に流れる透明な気持ち』、20年『満ちる腕』を私家版で刊行する。22年両作を短歌研究社より商業出版として同時刊行。23年はNEWoMan新宿での特別コラボ展示「気づく」、24年1月は上白石萌歌の初写真展「かぜとわたしはうつろう」への短歌提供など活躍の場を広げ続けている。

ーーーーー
ここ数年、自分と他人の線引きが濃いけれど柔らかなものになったという体感があります。
ぼかして描いたみたいに滲んでいるけれど、自分の内側について深く潜っていくといいますか。
この歌集については前の2冊を読んでいたこともあってこれは、という感覚でいたのですが「最高傑作」とご自身で書かれているのを読んでそうだなあと。
やさしい文字の表記の中にしんとする瞬間や細波のようにざわめく気持ちがていねいに捉えられているような気配がするのがすきなところです。それでいて真っ暗にならない、透明な水にダイブしているような手触りの歌集だと感じています。

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