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平和園に帰ろうよ / 小坂井大輔

¥1,870 税込

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サイズ:四六判
並製
出版社:書肆侃侃房
ページ数:144ページ
ISBN:978-4-86385-361-4
定価:本体 ¥1700+税(税込¥1870)

いつも思ってたことが歌になっていて驚きました。
しばらく笑ってその後、真顔になりました。(町田康)

平和園、たどりつけるだろうか
名古屋駅西口をさまよう あ、黄色い看板!
短歌の聖地から君に届ける熱い逸品(加藤治郎)


【著者プロフィール】
小坂井大輔(こざかい・だいすけ)
1980年、愛知県名古屋市生まれ。
「かばん」会員。「未来」短歌会会員。
RANGAI。短歌ホリック同人。
2016年、「スナック棺」にて第59回短歌研究新人賞候補作。



【5首】​
家族の誰かが「自首 減刑」で検索をしていたパソコンまだ温かい
一発ずつだったビンタが私から二発になって 進む左へ
持ちあげたグラスの底におしぼりの袋がついてる愛欲は死ね
国士無双十三面待ち華やいで進むべき道いつか間違う
平等な世界を望むわれわれに大きく立ちはだかる由美かおる

ーーーーーーーーーー
たしかにそこにはユーモアや笑えるポイントもあるのに、歌をきちんともう一度読み直すと背後から落とし穴にでもとんと落とされたような気持ちになるのはなんでだろう。
最近こういう読後感のものを怖いものみたさ(というのとは厳密には違う気もするが)のような感じで手に取ってみたくなってしまう。なんでだろう。

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