森千裕 ― omoide in my head/森千裕
¥2,310 税込
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サイズ:B5判変形
2冊組(80ページ[コデックス装]・36ページ[中綴じ ])/ケース入り/ポストカード付
デザイン:服部一成
出版社:torch press
定価:2100円+税(税込¥2310)
ISBN:978-4-907562-11-3
独自の観察を通じて見つけた日常の断片を構成要素として作品に織り交ぜ、不穏さと美しさが共存する不思議な世界をつくりあげる森千裕。都市で目にする看板の文字や商標、子どもの頃に夢中で描いた絵、人との会話の中で放たれる思いがけない言葉のフレーズなど、彼女は自身の記憶や心を揺さぶるものたちを、作品の中で冗談を含んで表現します。制度的なものからとりとめのないものまでが脈絡なく結びついた、落書きのような絵画やユニークな立体作品には、理性の統制からはみ出していく計り知れない想像力と社会の常識やルールを自由に組み替えようとする力を感じ取ることができるでしょう。
本書は、森千裕の絵画、ドローイング、写真、立体、映像などの作品を新旧交えて紹介する、豊田市美術館で開催された美術館で初めての個展の図録となります。作品を存分に収録した作品集と、テキストや会場風景、子どもたちとのワークショップの記録風景などによるブックレットの2冊組がケースに収められています。服部一成の大胆なデザインによって、森の不可思議な世界観が、よりいっそう拡張していきます。
「都市生活の中で見た、一瞬の見間違い、夢、記憶の断片は体の中でふやけ、 決して触れられない“永遠のかゆみ”となる。 届かない痒みを引っ掻くようにドローイングを続ける。」森 千裕
森 千裕(Chihiro Mori)
1978年、大阪府生まれ。2005年、京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科絵画専攻修了。主な個展に2006年「フィンガーピクルス」児玉画廊(大阪)、2012年「ピンク色の闇」無人島プロダクション(東京)、2016年「テニス肘」Satoko Oe Contemporary(東京)。主なグループ展に2007年「夏への扉-マイクロポップの時代」水戸芸術館(茨城)、2010年「絵画の庭─ゼロ年代日本の地平から」国立国際美術館(大阪)、2013年「六本木クロッシング2013アウト オブ ダウト」森美術館 (東京)など多数。東京都在住。
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違和感や気になること、引っ掛かりを「痒み」というのがいいなと思う(中島らもの本を思い出した)
人間の考えていること、頭の中にあることは時にグロテスクで美しくて、ちょっと人様に見せるにはもったいないと感じることがある。とっておきの思い出、記憶を引き出してくれるような、自分も何か自分の「痒み」を記録しておきたくなるような一冊です。
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